あべっちの思いをこめた雑記帳

この時期ばかりは、町が雛一色にと思うほど

 雛の町を歩いた。
 といっても、雛でできた町のことではない。この時期になると町中のあちこちで商家や民家の入口などに飾られたたくさんのおひなさま。
 町全体でひとつのイベントとしてとらえ、一ヶ月の間だけ雛の町に様変わりする。今回でたしか19回目だと思う。

 さいわい風もなく、2月にしては暖かすぎるほどの土曜日。うれしいことに観光客を甘酒や利き酒でもてなす店もある。
 白壁土蔵や木造のお店がやたらと目につく、昔ながらのこの町。まるで江戸時代にタイムスリップしたかと思わせるような旅のひと時であった。
 全部で160軒もはさすがにすごい。

    「つれづれ(93)この時期ばかりは町が雛一色にと思うほど」

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