今日は旅の日だという。
松尾芭蕉が奥の細道へ旅立ったのは西暦1689(元禄2)年の3月27日。これは旧暦なので、これを今のカレンダーの新暦に換算すると5月16日になります。
昭和63年からこの日を旅の日と呼んでいる。日本旅のペンクラブが提唱したらしい。
それを記念して「旅の日川柳」というのを上記旅のペンクラブが一般公募しています。私も第7回に初めて応募しました。入賞作品77句にまぐれで入りましたが、他のみんなは旅のポイントをよくとらえていると感心しました。
江戸時代の旅と、現代のそれとは比較にならないほどの旅の形態は違っているけれど、昔は昔のそれなりの良さがあったと思う。今の時代にも種々良さはあるけれど、時間に追われずに旅を楽しみたいと思うのは、昔も今もきっと同じだろうと想像してみる。
今日はそういうことを、便利さだけに頼らず、あらためて旅の良さとは何かを考えてみる一日であってもいいような気がする。
2回目と 言えずあなたと 泊まる宿
平成27年6月 「旅の日川柳」 日本旅のペンクラブ
「つれづれ(17)今日は旅の日」