昔は数え年でやったという七五三。孫娘は満三歳二ヶ月で川越の神社で祝った。
本来なら前年が七五三なのだろうと思う。でも、二歳二ヶ月ではまだまだ赤ちゃんの延長のようなもの。やはり満の年齢のほうが良かったなとは思う。
もともとは江戸時代に神事として、収穫を終えてその実りを神に感謝する意がこめられていた七五三。そのことを兼ねて子供の成長を感謝し、加護を行ったのが始まりらしい。
あでやかな赤地に太陽の光がまぶしく射し込む。うれしい行事は日の光までもが新鮮に思える。ありがたいことだ。
そのついでに孫の健康をお願いするのは少し虫がよすぎるだろうか。うれしい行事はいくつあってもいい。
川越プリンスホテルに宿をかまえ、センチな気分になったのはちょうど三年前のこの神無月。その孫も、今はもう六歳になっている。
「つれづれ(41)七五三は川越氷川神社で」