あべっちの思いをこめた雑記帳

冬山はきびしい

 今の時期、泊まりで近場の温泉にでも行こうかななどと急に昨夜は思いが湧いてきた。どうせ行くなら泉質が良くて、温泉街をもつ草津などはどうだろうかなどと思っている。
 そうか、草津といえば5年前のこの時期、白根山で火山噴火による悲しい事故がおこっている。たしか1月の寒い今頃の季節だった。
 春夏秋冬、観光客やスキー客も多いこの山には何度も行ったことはあるが、冬だけは近くの温泉地は訪ねてもこの地へ行くことは私にはなかった。

 スキーをやらない者にとって、冬の山は行く必要がないと言ってしまえばそれまで。でも山の好きな人にとっては、冬山の魅力は言葉では言い尽くせないほどすばらしいと聞く。

 白根山は正式には三つの山からなるらしい。そのうちの一つの本白根山がその時に3000年ぶりに噴火をおこしたようだ。なんとも気の遠くなるような昔である。素人でなくても、たまたまの噴火を誰が予想できたであろうか。

 思えば、自衛隊の皆さんの訓練中に、火山の噴石による事故だったが、その前年には那須での冬登山訓練による高校生の事故があった。

 訓練のために登る冬山が痛ましい事故に遭遇する悲しさを思う。
火山噴火と冬山は直接的な結び付きはないものの、なぜかその時の噴石による事故が冬山であっただけに痛ましさが増してならない。
われわれ素人は、何とか未然に防げないものかなどとすぐ考えてしまう。
 温泉がいつの間にか冬山の事故につながってしまった。

 

                    「つれづれ(235)冬山はきびしい」

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