「人生を諦めたいと思う瞬間もある。けど……」三浦春馬がドラマ『太陽の子』に込めていた思い
R2.8.15(土)Yahoo!ニュース配信 文春オンライン
三浦春馬が突然姿を消して、今まで特に彼のファンだったわけではないのに、亡くなってから「え??何で??何??どうした??」と、急に彼のことが脳裏に焼き付いて離れなくなった…そんな私のような人が、今、全国に相当数いらっしゃるようだ。
文春オンラインの記事、、「文春かい…」と正直、期待はしていなかった。
が、とてもいい記事だった(所々、突っ込みどころはあるものの)。
8月15日(土)に、NHKで「太陽の子」が放送された、その件に関する記事。
記事によると、このドラマは10年前から構想がスタートしたそう。
10年前から?!・・・凄いな・・・どれほどの熱量を傾けてきたのだろうか ということが分かる。
その作品に三浦春馬は出演した。
大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)は見ていたし、「TWO WEEKS」(フジTV系)は時折見ていた…のだが…恥ずかしながら、彼のことは、存在を認識している程度だった。(直虎 の時は、高橋一生の演技に圧倒されてしまい、TWO WEEKS の時は、内容が暗くて正直好きになれないドラマだった。三浦春馬がひたすら逃げ回っている役で、何だろう、凄く彼が痛々しく思えてきて。そういう役なのに何故か、しんどいドラマだなという印象で…。)
話題になった、賞も受賞したというミュージカル「キンキーブーツ」ですら、私は知らなかった。何故知らなかったのかと問われても、普段から芸能ニュースを特に追いかけてはいないし、「三浦春馬」という役者に対しても特別アンテナを向けてはいなかった…というくらいしか理由が見当たらないのだが、「太陽の子」を見て、「何で、もっと彼に注目しなかったのだろうか?」と、悔やまれる。
記事より抜粋 ↓
7月8日に広島で行われた記者会見で、演出脚本の黒崎博氏は三浦春馬のキャスティング理由について「生きるエネルギー、全面にそれが伝播してくる人」と語った。
「生きるエネルギー」「それが伝播してくる」…太陽の子 を見て、確かにそうかも知れないと感じた。
実際の三浦春馬は、自死してしまったけれど…本当は、生きていたかったんじゃないんだろうか…ドラマを見ていて強く感じた。
伝播してくる…か…なるほど、そうかも知れない。
彼が亡くなってから、「ファンじゃなかったけれども、何故だか急に気になって、悲しくて、泣けてきて」という私のような人が全国に増えてきている現実に加え、彼の死を無駄にしてはいけない、このままにしてはいけない、と、芸能人の働く環境や働き方などについて真剣に議論すべきじゃないのかという声も上がってきているようだ。
これほどまでに、亡くなってから人々の心を揺さぶり続けている芸能人がいただろうか…というくらい、50年ちょい生きている私にとって「初めて」である、こんな思いにさせられたのは。
三浦春馬 彼は神様からの「使者」だったんじゃないんだろうか??
彼の死によって、
1、自殺 というものを、ただ単に「いけないこと」と論じていいのか?(私の持論:平常心で自死する人なんていない。必ず心がやられているはず)
2、芸能人にも「働き方改革」は絶対必要では?(聞くところによると、三浦春馬のスケジュールは3年先まで埋まっていたというが、それは果たして彼だけなのだろうか?他に若手俳優や人気俳優も、それほどスケジュールがパンパンなのだろうか?だとしたら、問題だ。いい作品に挑戦したい、自分を成長させたい、そのために勉強したい、オーディション受けたい、チャレンジしたい。と思っても、それだけスケジュールが押さえられていたら、せっかくのチャンスを逃すことにもなる。それって、将来的には事務所の損失にも繋がると私は思うんだけどな。)
3、カウンセラーやメンタルアドバイザーをつける(憑依タイプの役者さんや繊細な方には、「相性合う」相談相手がいてもらう必要があるだろうと。誰でもいいわけじゃないけども。)
4、スケジュール調整の管理(三浦春馬は、心が相当参っていたのでは?病院にかかっていたかは知らないけれど、病んでいなければ自死などしない。過密スケジュールだったそうだし…。)
他にも、改善すべき点はいくつもあると思うが、彼の自死によって、少なくとも私は上記のようなことを考えた。
記事より抜粋 ↓
広島の記者会見で三浦春馬は「今、僕たちはいろんなことで、人生を諦めたいと思う瞬間もある。けど、その空しく生きた一日が、当時あれほど生きたいと思っていた一日。一日は変わらないじゃないですか。そんなことを胸に、生きていきたい」と語っている。それは7月8日、彼の死の10日前に語られた、明らかに自死を戒め、生きる希望を探す言葉だ。
・・・僕たちはいろんなことで、人生を諦めたいと思う瞬間もある。
・・・空しく生きた一日が、当時あれほど生きたいと思っていた一日。
これが、SOSに思えてくるのは、「彼がもういない」からなのか…??
上記の言葉の裏側など知る由もないが、10代の頃から折に触れ「SOS」は発している、間違いなく。
彼のSOSに手を差し伸べてあげる大人はいなかったんだろうか…??
週刊誌はひたすらに、彼の母親に対するネガティブキャンペーンを行っているが、まるで必死に「母親のせいで自殺した」と軌道修正したいように思える。
アミューズは株式会社だ。私は魑魅魍魎とした芸能界において、「まともな会社」であろうという認識で今までいた。
四十九日を過ぎて、何もコメントを発表しない ということは、まさか「株式会社」においてそんなことはないだろうとは思うが、もし四十九日を過ぎて事務所からの正式なコメントがなければ、「やましい」ことがあると判断されても仕方ないと思う。
アミューズにだって、「良心ある」スタッフや、タレントさん達たくさんいらっしゃるでしょうに…。今は「言いたくても」言えないのかも知れないね…。
「太陽の子」 三浦春馬と役を重ねて見てしまったのかも知れないが、今までの戦争ドラマとは視点が異なり、食い入るように見つめた。
戦争なんてするもんじゃない、本当に。毎年お盆の時期にはテレビで戦争関連の番組が増えるのだが、私は感受性が強く引きずってしまうところがあるので、そんな私に戦争ドラマは重すぎて、「太陽の子」も、彼が出ていなければ見なかったと思う。が、これは、若い方にこそ、是非見ていただきたいドラマだ。本当に戦争なんてバカげている。
最後に、
芸能人は「商品」かも知れないが、同時にひとりの人間である。
もっとヒトとして大事に扱って欲しかったと思うのは、私が「そう思いたい」からなのだろうか??
キッカケの犯人探しも、母親のネガティブキャンペーンも、一切いらない。
大事なのは、「未来を話そう」。
未来に繋げるべく、三浦春馬のような犠牲者(*)を出さないために、どういった改善策が必要なのか、また対策する意志はあるのか、アミューズの今後の動向を見ていきたい。(*)過密スケジュールということからも、ある意味「犠牲者」であると私は考える。
どうか、彼の死を無駄にしないで。
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R2.8.15(土)Yahoo!ニュース配信 文春オンライン
三浦春馬が突然姿を消して、今まで特に彼のファンだったわけではないのに、亡くなってから「え??何で??何??どうした??」と、急に彼のことが脳裏に焼き付いて離れなくなった…そんな私のような人が、今、全国に相当数いらっしゃるようだ。
文春オンラインの記事、、「文春かい…」と正直、期待はしていなかった。
が、とてもいい記事だった(所々、突っ込みどころはあるものの)。
8月15日(土)に、NHKで「太陽の子」が放送された、その件に関する記事。
記事によると、このドラマは10年前から構想がスタートしたそう。
10年前から?!・・・凄いな・・・どれほどの熱量を傾けてきたのだろうか ということが分かる。
その作品に三浦春馬は出演した。
大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)は見ていたし、「TWO WEEKS」(フジTV系)は時折見ていた…のだが…恥ずかしながら、彼のことは、存在を認識している程度だった。(直虎 の時は、高橋一生の演技に圧倒されてしまい、TWO WEEKS の時は、内容が暗くて正直好きになれないドラマだった。三浦春馬がひたすら逃げ回っている役で、何だろう、凄く彼が痛々しく思えてきて。そういう役なのに何故か、しんどいドラマだなという印象で…。)
話題になった、賞も受賞したというミュージカル「キンキーブーツ」ですら、私は知らなかった。何故知らなかったのかと問われても、普段から芸能ニュースを特に追いかけてはいないし、「三浦春馬」という役者に対しても特別アンテナを向けてはいなかった…というくらいしか理由が見当たらないのだが、「太陽の子」を見て、「何で、もっと彼に注目しなかったのだろうか?」と、悔やまれる。
記事より抜粋 ↓
7月8日に広島で行われた記者会見で、演出脚本の黒崎博氏は三浦春馬のキャスティング理由について「生きるエネルギー、全面にそれが伝播してくる人」と語った。
「生きるエネルギー」「それが伝播してくる」…太陽の子 を見て、確かにそうかも知れないと感じた。
実際の三浦春馬は、自死してしまったけれど…本当は、生きていたかったんじゃないんだろうか…ドラマを見ていて強く感じた。
伝播してくる…か…なるほど、そうかも知れない。
彼が亡くなってから、「ファンじゃなかったけれども、何故だか急に気になって、悲しくて、泣けてきて」という私のような人が全国に増えてきている現実に加え、彼の死を無駄にしてはいけない、このままにしてはいけない、と、芸能人の働く環境や働き方などについて真剣に議論すべきじゃないのかという声も上がってきているようだ。
これほどまでに、亡くなってから人々の心を揺さぶり続けている芸能人がいただろうか…というくらい、50年ちょい生きている私にとって「初めて」である、こんな思いにさせられたのは。
三浦春馬 彼は神様からの「使者」だったんじゃないんだろうか??
彼の死によって、
1、自殺 というものを、ただ単に「いけないこと」と論じていいのか?(私の持論:平常心で自死する人なんていない。必ず心がやられているはず)
2、芸能人にも「働き方改革」は絶対必要では?(聞くところによると、三浦春馬のスケジュールは3年先まで埋まっていたというが、それは果たして彼だけなのだろうか?他に若手俳優や人気俳優も、それほどスケジュールがパンパンなのだろうか?だとしたら、問題だ。いい作品に挑戦したい、自分を成長させたい、そのために勉強したい、オーディション受けたい、チャレンジしたい。と思っても、それだけスケジュールが押さえられていたら、せっかくのチャンスを逃すことにもなる。それって、将来的には事務所の損失にも繋がると私は思うんだけどな。)
3、カウンセラーやメンタルアドバイザーをつける(憑依タイプの役者さんや繊細な方には、「相性合う」相談相手がいてもらう必要があるだろうと。誰でもいいわけじゃないけども。)
4、スケジュール調整の管理(三浦春馬は、心が相当参っていたのでは?病院にかかっていたかは知らないけれど、病んでいなければ自死などしない。過密スケジュールだったそうだし…。)
他にも、改善すべき点はいくつもあると思うが、彼の自死によって、少なくとも私は上記のようなことを考えた。
記事より抜粋 ↓
広島の記者会見で三浦春馬は「今、僕たちはいろんなことで、人生を諦めたいと思う瞬間もある。けど、その空しく生きた一日が、当時あれほど生きたいと思っていた一日。一日は変わらないじゃないですか。そんなことを胸に、生きていきたい」と語っている。それは7月8日、彼の死の10日前に語られた、明らかに自死を戒め、生きる希望を探す言葉だ。
・・・僕たちはいろんなことで、人生を諦めたいと思う瞬間もある。
・・・空しく生きた一日が、当時あれほど生きたいと思っていた一日。
これが、SOSに思えてくるのは、「彼がもういない」からなのか…??
上記の言葉の裏側など知る由もないが、10代の頃から折に触れ「SOS」は発している、間違いなく。
彼のSOSに手を差し伸べてあげる大人はいなかったんだろうか…??
週刊誌はひたすらに、彼の母親に対するネガティブキャンペーンを行っているが、まるで必死に「母親のせいで自殺した」と軌道修正したいように思える。
アミューズは株式会社だ。私は魑魅魍魎とした芸能界において、「まともな会社」であろうという認識で今までいた。
四十九日を過ぎて、何もコメントを発表しない ということは、まさか「株式会社」においてそんなことはないだろうとは思うが、もし四十九日を過ぎて事務所からの正式なコメントがなければ、「やましい」ことがあると判断されても仕方ないと思う。
アミューズにだって、「良心ある」スタッフや、タレントさん達たくさんいらっしゃるでしょうに…。今は「言いたくても」言えないのかも知れないね…。
「太陽の子」 三浦春馬と役を重ねて見てしまったのかも知れないが、今までの戦争ドラマとは視点が異なり、食い入るように見つめた。
戦争なんてするもんじゃない、本当に。毎年お盆の時期にはテレビで戦争関連の番組が増えるのだが、私は感受性が強く引きずってしまうところがあるので、そんな私に戦争ドラマは重すぎて、「太陽の子」も、彼が出ていなければ見なかったと思う。が、これは、若い方にこそ、是非見ていただきたいドラマだ。本当に戦争なんてバカげている。
最後に、
芸能人は「商品」かも知れないが、同時にひとりの人間である。
もっとヒトとして大事に扱って欲しかったと思うのは、私が「そう思いたい」からなのだろうか??
キッカケの犯人探しも、母親のネガティブキャンペーンも、一切いらない。
大事なのは、「未来を話そう」。
未来に繋げるべく、三浦春馬のような犠牲者(*)を出さないために、どういった改善策が必要なのか、また対策する意志はあるのか、アミューズの今後の動向を見ていきたい。(*)過密スケジュールということからも、ある意味「犠牲者」であると私は考える。
どうか、彼の死を無駄にしないで。
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