いよいよ、NHK連続テレビ小説「エール」が9月14日(月)より放送が再開されます。
(NHKより)
山崎育三郎氏が演ずる、佐藤久志のモデルとなっている「伊藤久男」について紹介します。
1910年(明治43年)7月7日 生まれ、本名は伊藤 四三男(いとう しさお)。福島県本宮市出身。本名の四三男は生年の明治43年に由来する。
父親は県会議員を務めた伊藤彌、兄は福島県議会議員を経て戦後に衆議院議員を務める伊藤幟である。生家は2020年4月時点で久男の又甥(久男の兄弟の孫)が本宮市でパン工房を経営している。
たいへん裕福な家庭で、当時はまだ珍しかったピアノに没頭し、中学(旧制)の頃にはピアニストを志望するようになる。家族や親族の反対を押し切り単身上京、音楽を生業とすることに反対していた家族へのカモフラージュのため東京農業大学に入学。その後、同郷の新進作曲家・古関裕而と懇意になり、家族には知らせずに農大を退学し、帝国音楽学校に進む。同校では同郷の声楽家・平間文寿に師事する。 その後、農大を退学したことが家族に知られて毎月の仕送りが止まり、音楽学校の同級生とともにコロムビア吹き込み所で合いの手や囃子の吹き込みのアルバイトを始める。ピアニスト志望だった四三男としては不本意だったが、これが後に作曲家やディレクターたちの耳に止まることになる。1932年(昭和7年)、古関裕而の勧めにより、1933年(昭和8年)6月25日付で「伊藤久男」名義でリーガル(コロムビアの廉価レーベル)から「今宵の雨」でデビュー。
元NHKフリーアナウンサー島永吏子さん紹介の動画でどうぞ!!
伊藤久男と言えば、自分の中では「イヨマンテの夜」が印象的です。
「アーホイヨー」の歌い出しは雄叫びにも似て、伊藤が朗々と歌い上げる。リズム的にも大変難しく、男性的な歌謡曲の典型で、1950年から1952年頃の『NHKのど自慢』ではほとんどの男性出場者がこの曲を選択し、審査員を困らせた。その後ののど自慢でも、長らく声量自慢の年配者が歌う姿が見られたそうだ。
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