山田の案山子

日々是吉日

乳母 そして 伯母の命日に・・・

2013年06月23日 | 日記
今日は伯母の命日
7年前の6月23日に 伯母は他界された
其の日 人生で初の執行猶予判決で釈放された

裁判官曰わく 前科前歴が多いと雖も 15年以上犯歴が無い
反省も窺われる 云々・・・
判決直前に弁護士が 執行猶予が付くが直ぐに控訴権を放棄してくれ
と言いに来た

判決公判前に 弁護士も検事も 判決を知っているとは驚きだ!
控訴されては拙い事が有ったのだろう

長崎県平戸市から東京迄 逮捕状を持って逮捕に来た刑事も傍聴席に居た
閉廷後 刑事は 良かったと喜んでくれた
取り調べにあたった刑事も 執行猶予がつくかな? 前が多いからな・・・

色々 勉強になりました!
逮捕した事を 悔やんで居たのかも知れない

佐世保拘置所から出て 博多行きの最終列車に乗った
東京行きの始発新幹線の切符を買い カプセルホテルに入った 
東京には昼前に着いた 日本も狭くなったものだと思った

其の頃 彼女は 病院の個室に居た
留置場から手紙を書いたが 満期迄 元気で務めて来て下さい
私は今 人様の手を借りなければ何も出来ません と返事が届いた

以前から 喘息で治療を受け 逮捕時には 肺気腫で入院中だった
其の病院に 警察や検察関係者が聴取に行ったそうだ
彼女は何も知らなければ 何の関わりも無い

私の名前を刑事に語った男が 何でも喋った様だ
其の男も 同じ日に釈放されたが 佐世保駅で別れた
東京には帰らないと 警察や検察に言ったそうだ

どの面下げて東京に帰られる!
別れ際に 金を貸してくれと頼まれ 捨てる心算でくれてやった
数ヶ月後には 東京で其の男と出合った
山さんより速く 俺は東京に戻って居たと抜かしくさった
金返せ! 未だに其の事は言ってはいない

電話も携帯も此の男からは 着信拒否に設定している
非通知も 着信拒否の設定をしている

釈放されて暫くして 伯母が此の日に他界された事を知った
成人して 伯母からの授乳で 私が育った事を知った
乳母=伯母

今日でも 父と母を追い出した女を許す事が出来無い!
父の死後 伯母の家に 女が産んだ子と父の位牌を持って行った
此の女を 母親だと思って育った少年時代があった

事あるたびに お前は 橋の下で拾って来た子だと言われ続けた
兄も姉も母を知っていた様だが 一言も私には言わなかった
悲しき事に 服役中に兄からの便りで 本当の母の死を知らされた
兄と姉は 母との繋がりが有った様だが・・・なんだか悲しい