山田の案山子

日々是吉日

明日は土用の丑 儲けたら来いと云ふ鰻屋の看板

2013年07月21日 | ブログ
山芋変じて鰻になる & ナスの蒲焼き重?
  朝日新聞『天声人語』(2013年7月21日)
 大家の誘いで店子(たなこ)の面々が花見に繰り出すのが、ご存知の落語「長屋の花見」。勇んで出掛けたものの、重箱の蒲鉾は月形に切った大根、卵焼きは黄色い沢庵。お酒も番茶を薄めた「お茶け?」

そんな噺もふと浮かぶ、ウナギの品薄異聞である。高騰がおさまらぬ中、ナスをウナギに見立てた「なすの蒲焼き重」が人気だそうだ。お代は800円ながら、群馬県のある食堂で土日には100食程も出るのだと云う。

バーナーで焦げ目をつけ、たれを塗る。見た目も味もいけるらしい。ウナギは生態に謎が多く、形とぬめりの連想から、昔は「山芋変じてウナギになる」等と言われた。ナスが身代わりとは、人間の食べる知恵に本物が吃驚だろう。

明日は土用の丑の日だが、炎暑の季節の風物詩も年を追う毎に心配が募っている。養殖用の稚魚は極度の不漁から回復の気配がない。今年は8月3日に「二の丑」もあるのに、香ばしい煙の向こうに絶滅危惧のランプともる。

かつてウナギは特別なご馳走だった。〈儲けたら来いと云ふ鰻屋の看板〉と川柳にあるから、おいそれとは手が出なかったのだろう。いつしか手頃になって、ついつい食べ過ぎたようだ。世界の消費量の7割を腹に収める日本への、欧米の目は厳しい。

「串打ち3年、割き8年、焼き一生」と云う日本の食文化の粋である。何とか資源を守りつつ、長い付き合いを続けたいものだ。もともと蒲焼きは待つ料理。少々の辛抱は仕方がない。


 土用の丑の由来は確かな記憶では無いが、杉田玄白ではなかっただろうか?(検索してから書けってか? 御尤もで・・・(笑))

 セブンイレブンのセブンミールで予約したかったが、登録している店舗のみの受け取りになるそうだ。曳舟に住む彼女と一緒に食べる為に登録店舗から持って行くのは・・・オペレーターが云うには、受け取りたい店舗で直接予約をすれば・・・曳舟に買い物に行った序でに予をして来た。

 恵方巻きもそうだが、予約せずとも購入出来るのかも知れないとも思う。恵方巻きで想い出したが夏の恵方巻き有るそうだ。8月3日も土用の丑の日らしい。土用とは土用波の季節から名付けられたのだろうか? 其の土用とは?(此も自分で検索しろってか? (笑)

 国産うなぎとは云うものの稚魚の密漁者からの買い入れが多いそうだ。養鰻を生業にする人々には、其れが密漁か否かは判別出来ないのだそうだが・・・
 日本うなぎは自然の中に今の時代には生息しないのだろうか? 昔は近所の川で仕掛けで漁れていたと思うのだが・・・世界で漁れるうなぎ漁獲量の7割を日本人が食べている?

 鮪も日本人の大好物だが近海での漁は減り輸入鮪が増えている。日本近海以外の鮪は全て其の場で冷凍されて運ばれる。解凍と表示される店舗も在るが、近海鮪であれ国外から冷凍されて輸入した鮪であれ、鮪好きには如何でも好い事なのかも知れない。

 海外からの輸入鮪や鰻でも加工・出荷元が日本の業者で在れば国産として売り出されるのだろう。明日食べる鰻重は、どんな鰻重なのか楽しみでもある。あ~腹減った! 晩飯の支度を始める事にする。