私の両親は厳しい両親で、小さい頃から家事のお手伝いを常にさせられて来ましたし、
独立心を植え付けるために、自分で出来ることは自分でやるという方針でした。
お風呂をたくことやお洗濯も自分のものは自分で洗わされました。
小学校低学年から「勉強しなさい」と言われるより、他所の子は言われていましたが
学校から帰るなりお手伝いをさせられました。
それで何が育ったかと言えば独立心だと思いますが、
私の友達たちはどの子もそんなお手伝いをいっぱい当たり前でやらされている子はいなかったので
心の中では非常に羨ましかった記憶があります。
親のその子育て方針が良かったのか、むしろ悪かったのかは分かりませんが
生きる事には逞しい根性はあると思っています。
長い人生の中で色んな事が起こったり病気になったりでいい時ばかりではないですよね。
そういう時をどうして乗り越えるのかは、元々の根性もあると思いますが
気にし過ぎない、心配し過ぎないというのが性格なのかよく分かりませんが、余計な心配はし過ぎないのが救ってくれたかも知れません。
やはり気持ちの持ちようというのは大切じゃないだろうかと思います。
意識というのは面白いもので未来を予測する部分も作用すると考えています。
心配ばかりしていたり、先を不安で予測していたら不思議とその通りになったりするものだなと実感しています。
長年の経験上でそれを感じる出来事が多かったので、気にし過ぎないように気をつけながら日々送っています。
命の危険な状態も経験していますので、あちらの世界へ召されそうな事故もかつてありました。
あちらへ召されそうな人間の姿は、本人は意識不明の状態ですが肉体から意識だけが離れて宙に浮かびました。
浮かんだ意識は自分の肉体の姿をじつに冷静に眺めて、その時点で生きれるかどうかの答えを教えてくれました。
「大丈夫だろう。」と空中に浮かんだ意識が思っていました。
その時に思ったのは、人間はこの世を旅立つ時は意識のみが魂となり旅立って行くのだろうと、そう思ったのを覚えています。
(姫路バラ園)