花の細密画 山根悦子ボタニカルアート

季節の植物や植物絵本、ボタニカルアートについて

2023/01/03

2023-01-03 12:26:38 | 日記
明けまして おめでとうございます

昨年からブログを始めたばかりですが
本年もお付き合いの程
どうぞよろしくお願いいたします

2023年は1年間、いけばなの月刊誌『小原流挿花』、タイトル「植物画家のまなざし」で連載を受け持つこととなりました。

多くの方に「ボタニカルアート」について知って頂けたら嬉しいです。

1月号では「ボタニカルアートとは」どんな絵なのか、どんな気持ちで描いているのか、などについて書きました。


今回、掲載しているのは
💙ヒアシンス 'デルフトブルー'です。

花を切り開いてみると、品種名通り子房も青くて綺麗です。


球根の中に、既に花芽を持っているのには驚きます。春一番、発芽と同時に開花出来るよう、着々と準備をしているのですね。

玉ねぎ🧅のような白い鱗片には、発芽するための養分がたっぷり含まれています。
厳しい気候を生き抜く為に、球根という仕組みを進化させていったのでしょう。植物の知恵には、感動します。

構図:
開花した全体像を中心に配し、
発芽から蕾、実になるまでの成長過程を、
背丈の変化も分かるように真横からのアングルで描きました。

ボタニカルアートの起源:
起源は古代ギリシャの軍医により描かれた「薬草図」と言われています。薬になる植物を類似種と区別するものでした。

「品種までも正確に描き伝える」植物学的側面は、今もボタニカルアートの重要な要素となっています。大航海時代を経て、ボタニカルアートは「植物学と芸術が融合されたジャンル」として確立されていきました。


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