2024年9月6日、金曜日、晴。朝晩の気温がぐっと低く過ごしやすそうな長者原にやって来ました。朝の気温は車中で22度と快適で朝寝坊。出発も長者原8時40分。今日は私にとって未踏ルート指山から三俣山北峰の山歩。ルート図は無いので大崩情報でお世話になった方の軌跡を参考に登る。またまたお世話になりました、ありがとうございます。
長者原登山口から眺める指山とその後ろに北峰。霞がかかった日和だ。
9月8日にスガモリ越からの下りで撮った指山(左)と北峰の側面写真。
10分ほど車道を登って行くと道に水が流れている。先日の台風の雨の影響でしょうか。
車道の途中から、砂防工事がされた涸れ川に入る。
9時2分指山自然観察路に突き当り、観察路を歩いて指山分岐へと進む。
15分弱歩いた9時16分、指山分岐に着いて右に折れ指山へ。
樹林の道を30分ほど登ると、
9時48分頭上が開けたミヤマキリシマの広場に出る。
林床が笹に覆われた道を登り、
10分ほど登った、9時56分指山山頂に着く。
依然、霞は晴れず泉水の山並もパッとしない。
目指す北峰は左の峰で、右は三俣山本峰だ。尾根は山頂下から崩落跡が見える。眺めた感じは崩落の右を登り、途中から左を登るように見えるが、ハテ?それにしても指山から先はススキに覆われ踏み跡が見当らない。
歩けそうな所を、鞍部方向へ適当に四苦八苦しながら進むと、スパッツを着けていないから膝から下がずぶ濡れ。濡れたズボンから靴下へと濡れて来る。10分ほど歩きまわり、ツゲが目立つススキの中に踏み跡らしきものを見つけ下ると、
こんな標識が。支柱に張られたロープの囲もあった。おそらくここから先に下るのだろうが見ての通りススキの藪。
2,3分下って見たが、ススキの露で濡れるばかり。
断念して、踏み跡らしきところを辿って指山山頂へと戻ると、山頂から北峰に向かって左側にでた。大崩の辻でも経験したが春の枯れた時期と、青く茂った時期との違いで踏み跡が分からなくなる。
山頂へ戻ったものの、ススキの藪さえ抜ければ、何とかなるのさと思い、諦めきれずスパッツを着けて、10時35分再度挑戦。10分弱、ウロウロしながらも軌跡を参考に下ると10時45分ついに赤いテープを発見。やったね!
でも、ススキの藪は抜けて無いから、まだまだ安心はできない。2分ほど下るとススキの藪と馬酔木の中を歩く。大崩の辻と似ている。
そして10時48分ようやく鞍部の手前まで下る。第一関門突破(この先幾つあるか分からないが)。ウツギか馬酔木の枯木原か分からないが、見通しもあって一安心。目の前には北峰へ立上る尾根。
登り始めると林床は笹に覆われ、薄っすらと踏み跡。時々テープもある。そして軌跡を参考にルートを外れないように登る。
この辺り(標高1430m)まで登った所でスマホの電源が落ちて、1470mで気付いて軌跡を再スタート。
11時18分標高1500mあたりで、左手に崩落跡が見える。
尾根は徐々に痩せて来て、幅が狭くなる。笹は無くなるが足元はしっかりしているし、木々もあるので不安なく登れる。
11時24分、標高1550m手前で目の前に岩が現れる。ここで左に移るのか?
いや違う、右を巻くようにテープがある。
念のために左を見るが印は何もない。
道は岩の右を巻くように登るが、今までの尾根道とは一変する。
そして、岩を巻き始めて3,4分した、11時30分さあどう通過したらよいものかと悩む場所に出た。足を滑らせればガレを滑落だ。ここが指山・北峰間の最大の難所だ。ほんとうに、本当に危険な箇所だ。もっと安全なルート取りがあるのか分からぬが、テープに従った。
無事通過すると、急斜面にロープが張られた登りだ。
急斜面の途中にダイモンジソウでしょうか。心和ませてくれます。
11時38分、急斜面も抜けて、左手に崩落跡を見て、まだ崩落跡の横を登っていて、岩を巻き始めてから標高差50mも登っていない。10分ほどであったが長く感じた。
ここからは、再びシャクナゲなどが観られる急斜面の登りになるが、安心して登れる。
10分ほど登って、11時50分ようやく三俣山本峰が望める。
歩くこと間もなく、振り返ると指山も望める。
11時56分、テラスのような岩場に出る。
そして木々の中をくぐる様にして登ると、指山への下りを遮るロープを見て本峰からの登山道に合流。
1分ほど歩いて、12時1分三俣山北峰に着く。ガレ跡の右側を登り続ける、約1時間半の行程であった。山頂から眺める指山と長者原タデ原。
山頂で軽い昼食をとり、12時10分南峰へ。
北峰から下る途中で展望岩に立っていた人が、今日初めて出会う人だ。
南峰に登る途中で、左眼下に坊がつるを眺め、
12時50分、三俣山南峰。
休むことなく、Ⅳ峰から本峰へ。
先ずはⅣ峰へ。
点々と咲いているがアキノキリンソウですかね。
13時6分Ⅳ峰に着く。Ⅳ峰山頂の木片が無い。台風で飛んでしまったのか?
Ⅳ峰から眺める久住山。
本峰に向かう途中から眺める北峰、
本峰山頂部。
13時15分三俣山本峰。この辺りはリンドウが沢山見られるのだが、全く目にしない、まだ早いのか。
西峰への下り道に入ると、
数ヶ所でリンドウを観ることが出来た。
おまけに、何の花(ママコナ:飯子菜?)。
13時37分西峰。頭上を雲が流れ始め、吹く風が急に冷たくなる。
スガモリ越へと急ぎ下る途中から眺める北千里ヶ浜。
13時55分スガモリ越。
長者原へと下る道から眺める指山・北峰。
14時41分、観察路入口に着いて周回。15時長者原へ下山。ルート探しに苦労し一度は断念したが、再挑戦で結果オーライ。
今日の行程、
長者原8:40-9:16指山分岐-9:56指山(道探し)10:35-10:50鞍部-11:24岩-12:01三俣山北峰(昼)12:10-12:50南峰-13:06Ⅳ峰-13:15本峰-13:37西峰-13:55スガモリ越-15:00長者原