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登山と車旅

九重の山 2024.09.07 白水鉱泉から高塚山・大船山・平治岳・男池へ

2024年9月7日、土曜日、晴。山友さんに九重へ行くと云ったら何処を登るのと訊かれたから、軽い気持ちで白水鉱泉から高塚山・大船山へとルート案を云うと、登りたいと云って早速行程時間を出してくれた。なんと12時間を超えると云う、えー!

白水鉱泉から高塚山までは、男池にあった案内板も参考に載せます。この案内板の地名を地形図に反映。

6日、三俣山下山後、風呂に入り、男池駐車場に泊まる。夜半山友さんが合流。
3時起きで白水鉱泉4時出発で、大戸越へ15時に着かない時は平治岳はパスとした。前夜と違って蒸し暑くて夜中目が覚め寝不足気味。
予定通り3時に起きておにぎり1個食べて、4時10分白水鉱泉登山口(昼の写真は撮り忘れた)を出発。前日に駐車場と登山口は確認しておいたから、ヘッドランプの灯だけで迷うことはない。

とはいうものの、深い樹林で灯りはヘッドランプのみで、いざ登山道に入れば利用者の少ない道だから踏み跡も分かりずらい。登り始めて25分の4時35分、前岳山頂まで1300mの道標を見て一安心。

4時40分黒嶽荘の道と合流。道は分かりやすくなるだろうと思っていたが依然変わらず。私にとっては40年ほど前に歩いただけで、それも下りで長かった覚えしかない。それでも道を大きく外れることはなく先に進めた。外せばヘッドランプの灯で離れた目印を見つけるのは困難を極める。
5時18分前岳まで900mの道標を見るも、40分歩いて400mしか進んでいない。
5時31分空が薄明るくなった所でシャクナゲ公園の案内を見る。
樹林の中の道はまだ薄暗い。この辺りから岩道になったのではないかと思う。岩に付けられた、ペイント、矢印、そして木のリボンを見て進む。
5時43分前岳へ700mの道標を見る。

ヘッドランプ無しで歩けるようになってきて写真もまともに撮れるようになると、岩がゴロゴロした岩道をぬうように歩いているのだ。こんな悪路だから時間がかかる。
5時55分、左手に急坂が現れて登り上がるとそこは展望ポイントで、日が昇って来たばかりだ。
2,3分も歩いた6時山頂まで500mの標識を見る。
道は緩やかな登りになって来たが、岩道に変わりはない。全体が岩が積み上がった山ではなかろうかと思えて来る。
500mから10分ほど歩くと300mの標識だ。緩やかになったのと明るくなったから歩き易くなったか。
と思ったのもつかの間で、こんな岩の間(案内板の仙人岩は此処では?)を抜けたりと、やはり岩だらけの荒れた登り。

山腹越しに見えるは天狗岩か。
ロープが張られた岩場も現れた。滑る岩ではないから登りにロープを頼るほどでない。
登り上がれば今度こそ緩やかになり、
6時28分前岳山頂に着く。小腹が空いたので行動食のクラッカーを食べて先へと進む。
何の花か分からぬが色・形が良いので撮ってみた。
前岳を過ぎても道の様相は変わらず。
前岳から10分ほど歩くと、6時46分展望のよい岩場に出る。
目の前に天狗岩(左)と高塚山だ。2つほど小さなピークを越えた先だ。まだだいぶあるね。
振り返れば今越えて来た前岳が指呼の間だ。
岩場を下って間もなく高塚へ1800mの標識。
そして岩道を歩いて、
7時6分鞍部に上台ウツシの道標を見る。上台ウツシとは何のことでしょう。
男池橋の所にこんな道標があったがこの「上の台」と関係がるのだろうか?男池から上台ウツシに歩いたブログを見たが。

ここから10分ほど登り返して、7時19分P1357の地点に着く。標識は何もない。
ここから一旦下って、標高100mを急坂で登り返す。
20分ほど急斜面を踏ん張って登ると、7時53分緩やかな登りになる上台口(標識は無い)に着いたのだろう。

石、岩がゴツゴツした平坦部を歩く。

10分ほどこんな所を歩くと8時8分、高塚へ600mの道標を見る。ブログ執筆中にこの辺りが上台(標識は無い)と気付いたから写真は無いが、一つ前の写真とそう変わらない平坦な景色であったと思う(道標を見るまで高塚山に着いたかと思っていた)。
折角苦労して登ったのに、ここから下り始めたのにはガッカリしながら岩道を数分も下ると8時15分鞍部に着いて、

10分弱登り返すと、8時32分300mの標識。600m、400mと見たが皆割れて落下していた。恐らくもっとあったのだろうが飛散したのだろう。
8時35分いよいよ高塚山山頂部の平坦部に入って、
8時39分高塚山山頂(黒岳)に着く。一瞬山頂標識は何処と見渡すと、木陰にあった。展望良好。

これから向かう天狗岩、大船山・三俣山が望める。
大船山へ登り返す東尾根の長いこと。
急坂を下って天狗分れに9時6分着く。
天狗岩山頂部に近づくにつれ、ほとんど岩や石の上を移動する様な登りになり、9時22分大きな石が積み重なる山頂へ着く。後方高塚山、その左奥は平治岳。

天狗岩で昼食をとり、9時43分風穴へと下山開始。急坂をひたすら下る途中で、数人の登山者とすれ違うが、ほとんどがきつそうな顔で喘ぎ登っている。
高塚までの登りを味わって来ただけにお気持ちよ~く分かります。ズルズル滑りながらも何とか無事風穴に10時33分着いた。
噴き出す冷気(竪穴だから雲仙ほどでない)に癒される。未だここに降りたことはない。上がってこられないような気がする。
風穴は雲仙と同じで蚕種の貯蔵。
ここから大船山東尾根を登るため、今水方向に緩やかに下る。この道も暫くは石道で足に応える。
数分歩くと段原からの道を右に見て、この道で大船山へは登らず、東尾根の直登を取る。
土石流の跡を横切り、
11時6分、今水分岐の直前にあるこの道標が目印の東尾根の取付きに着く。以前はここに東尾根の道標もあったのだが無くなっている。
大船山山頂まで2時間ほどの登りだ。高塚山への登りに比べれば、素直な緩やかな尾根に見える。出足は緩やかだが総じてもう少し急だね。でも歩き易い。
1時間ほど登った12時11分、高塚山(左)、天狗岩を同じ高さから見渡せるポイントに着く。
岩が積み上がる天狗岩の山容が良く分かる。
登り始めて1時間半近くの12時30分標高1600m、東尾根らしい急な登りになって来た。

黒岳全体が見下ろせる展望地点に着く。大きな山塊ですね。高塚山(中央)、天狗岩(右)。
12時40分、展望地点から10分間の急斜面を登り上がり急登は抜けた。まだ若干登りはあるが今の10分ほどでない。
13時4分山頂下まで来て御池を左下に見る。

13時6分大船山山頂に着く。風はあまりない。ここまで登れば、今日の胸突き八丁の峠は越えたろう。軽食を取る。ここまでの登りで2Ⅼの水が残り500mⅬになった。暑いのと登り続きでよく飲んだ。
13時17分、次の平治岳に向かおう。
13時39分段原、
13時45分北大船山に着いて、坊がつるを見下ろすとテント10張りもない。


北大船山を通過して振り返る大船山、北大船山。
何時もは空池なのに水が溜まっている。台風の雨如何ほど降ったのだろうか。水が溜まっているのを見るのは初めてだ。
30分ほどザレの斜面を下り続けて大戸越(うとんごし)に14時20分着いてしまった。15時前に着いたので平治岳に登らざるを得ない。山友さんは平治岳にも登れるのでニコニコ、鉄人だね。こちとらはもうキツイ。今の下りは膝が笑うほどであった。途中ですれ違った人はこんな登山道ってないよと嘆いていた。
14時23分登りルートに取付く。カメさんの歩みで頑張ろう。

下しか見えて無いから、花はよく目に入る。サイヨウサジン、
絶滅危惧種のツクシフウロウ?
ヤマアザミ?棘が脚に触れて痛い。
中腹まで登った所で振り返り、大戸越・大船山と、

黒岳。
カメの歩みで休まず頑張り、14時52分中間地点の平坦部に着く。
そして15時6分平治岳山頂に着く。ヤッターもう下るだけだー。

下るだけだが、急斜面を50分下り続けるのは足に応えてキツイ。石道でないのが救いか。
16時長い下りを終えて、ソババッケ下に着く。
ソババッケからかくし水までも階段状の道で足に応えましたね。16時21分かくし水に着いて、澄んだ冷たい水だったので腹いっぱい飲む。腹も壊さなかった。

ここから先は足にやさしい土道になる。所々で台風の雨と風で道が変わっていた。16時40分男池への分岐を見てこれを取り、
16時44分男池、
16時50分男池入口に無事下山。13時間弱よく頑張りました。山友さんありがとうございました。
車で白水鉱泉の駐車場に移動して、登山口の横にある炭酸水を腹いっぱい飲む(写真を撮らなかったのが心残りだ)。ペットボトルにも詰めて持ち帰る(ここはペットに入れても無料だ)。当初は男池駐車場から歩いて白水鉱泉であったが車移動で良かった。

今日の行程、
白水鉱泉登山口4:10-4:40白水分れ-5:30シャクナゲ公園-6:00 500m地点-6:28前岳6:35-7:06上台ウツシ-8:08上台(600m地点)-8:39高塚山-9:22天狗岩(昼食)9:43-10:33風穴-11:06東尾根取付き(今水分岐)-13:06大船山(おやつ)13:17-13:45北大船山-14:20大戸越-15:06平治岳-16:00平治分岐(ソババッケ)-16:21かくし水-16:50男池入口



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