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私が影響を受けた3人の女性科学者:科学における女性と女児の国際デーに寄せて
昨日2月11日は、科学における女性と女児の国際デーでした。この日を記念し、私が自身の専門分野を決める上で大きな影響を受けた3人の女性科学者、マリー・キュリー、ロザリンド・フランクリン、そしてレイチェル・カーソンについてご紹介します。
マリー・キュリー(1867年~1934年)
ポーランド出身の物理学者・化学者。放射能の研究で知られ、女性として初めてノーベル賞を受賞しました。
- 1895年:物理学者ピエール・キュリーと結婚
- 1898年:新元素ポロニウムとラジウムを発見
- 1903年:夫妻でノーベル物理学賞を受賞
- 1911年:ノーベル化学賞を受賞
- 第一次世界大戦中:移動式X線車を開発し、負傷兵の治療に貢献
小学生の頃、図書館にあった伝記を読み漁る中で、特に心を惹かれたのがキュリー夫人の伝記でした。彼女の不屈の精神と科学への情熱は、幼い私に大きな感動を与えました。
ロザリンド・フランクリン(1920年~1958年)
イギリスの物理化学者。DNAの構造研究に貢献しましたが、その功績は長らく認められませんでした。
- 1945年:ケンブリッジ大学で物理化学の博士号を取得
- 1951年:ロンドンのキングス・カレッジに移籍し、DNAのX線回折写真撮影に従事
- 1953年:ジェームズ・ワトソンとフランシス・クリックがDNAの二重らせん構造を発表
- 1958年:癌のため死去
- 1962年:ワトソン、クリック、モーリス・ウィルキンスがノーベル生理学・医学賞を受賞
高校生の時、生物の授業でDNAについて学びました。『二重らせん』を読み、ロザリンド・フランクリンの情熱と不遇の境遇に深く心を揺さぶられました。彼女は、私が研究者を目指すきっかけとなった人物です。
レイチェル・カーソン(1907年~1964年)
アメリカの海洋生物学者・作家。著書『沈黙の春』で農薬の危険性を訴え、環境問題への関心を高めました。
- 1932年:ジョンズ・ホプキンス大学で動物学の修士号を取得
- 1936年:アメリカ合衆国漁業局(現・アメリカ海洋大気庁)に入局
- 1951年:著書『われらをめぐる海』で全米図書賞を受賞
- 1962年:『沈黙の春』を発表
- 1964年:癌のため死去
- DDTの使用禁止に貢献
薬学部に進んだ後、『沈黙の春』を読み、その内容に大きな衝撃を受けました。環境問題に対する意識が芽生え、自分の専門分野を考える上で大きな影響を受けました。
これらの女性科学者たちは、それぞれの分野で卓越した業績を残し、後世に多大な影響を与えました。彼女たちの情熱、不屈の精神、そして科学への貢献は、私自身の人生においても大きな道標となっています。
薬学部での卒業研究および修士課程での研究は「癌治療のための創薬研究」でした。研究者として国際的な活動をしたいと思った時に、私に足りなかったのは「英語力」だったのです。
英語ができるようになりたい!国際学会で自分の研究内容を自分の言葉で伝えたい!そして、議論したい!その気持ちで英語を真剣に学び始めました。
まとめ
科学における女性と女児の国際デーを記念して、私が影響を受けた3人の女性科学者についてご紹介しました。彼女たちの業績は、今日の科学の発展に不可欠なものであり、また、女性が科学分野で活躍するための道を開いたという点でも、非常に重要な意味を持っています。
彼女たちの物語は、私たちに勇気とインスピレーションを与えてくれます。次世代の女性科学者が、彼女たちに続くことを願っています。そして、科学分野だけでなく、様々な分野で女性が活躍できる社会の実現に向けて、私たちも貢献していきたいと思います。
(スタッフ Mami)
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