自然のメモ

和の暮らし、持続可能な暮らし方を考える、かつて我々はサステナブルだった

ある日の会話。

 

「ねえ、このしゃもじ、いつから使ってる?」

「知らんけど、もう10年も20年もなるんじゃない」

 

これはサステナブルの製品でないか?と思って調べてみたら、しゃもじ、20年ぐらいはゆうにもつらしいです。

竹細工とか、漆器とかってのも、何十年ももつらしいです。

和家具は、100年だとか。

 

そう見ると、我々は、サステナブルなものがありました。

 

 

例えば、例として、桐箪笥。

100年しても洗うとまたぴかっとして、次の方でも使えるそうです。

 

 

 

例えば、畳。

イグサで作られる畳。これも畳は10年20年もつと言われ、手入れをしたら50年ぐらい持つそうで。

イグサは多年草で、一年に一度生えるわけですぐ生えて来ますので、生え直しは早い。

畳としても、蓄えてくれるでしょう。

 

 

 

イグサはまた、ムシロ、カゴ、バッグ、容器などもあります。

 


家も古民家なら、100年200年・・・。

 

 

我々の今に残る古民家は、この中の木もまた再生して使えるようです。


それも、100年も200年も使っても、なおまた使えるものです。

 

 

しゃもじも30年も使えたら、すごい。

そう思って、近くの大型のホームセンターを見て見たら、しゃもじのコーナーはずらーっとプラスチックばかり。

キッチンツールってほとんどプラスチックでないんか?と思ったほど。

いえ、実際そうでした。キッチン以外もよくもまあ、これだけ揃えたものだというほど、どこもかしこも、プラスチックばかりでした。

 

参考に、うちの現役のしゃもじ。ちょっと汚いですが、この前もオーガニック豆乳黒ゴマプリンもこれで作りました。

 

キッチン用品は我々の口に入るもので、マイクロプラの問題もあります。

まあマイクロですから、キッチンでなくてもそこら中にあるのでしょうが。

 

 

ただ、何がサステナブルか?本当に排出しないのか?と言うのは、これもまだデータがないような、まだまだの分野のようです。

 

30年も使えたら、次の木は生えるでしょうから、排出0製品、カーボンニュートラル製品になるでしょう。

 

ただ現代ですから、資材の輸送から、加工する排出、販売への輸送排出、木を切ったところの土壌からの排出など、いろいろ相対的に考えねばならないようです。

 

また、今の段階、排出問題を抱えている我々の排出増加の懸念もあります。

木の伐採によって、排出は増えるので、今の我々はいくらでも抑える必要がある時に来ているので、森林伐採、自然地帯の開発などの土地からの排出など、無いほうが良いのも確かであります。

 

しかし、排出抑制のためには、石油製品などは使わないほうが良い。

今は最高潮に排出増加中で、このまま石油などを使い続けたら、今世紀末まで3度上がると言っています。

 

今の我々の暮らしは石油製品で溢れています。

となると、何がサステナブルか。

 

私もネットだけではその詳しい答えが分かりませんでしたので、排出のことなどいろいろ見ながら、何がサステナブルなのか、何の素材が良いのかを、私もこれからまた考えていきたいと思います。

 

まあ、一つのものを長く使う事。森林地帯や自然へ踏み込むことばかり考えず、自然地帯を利用する以外の何かの利用に知恵を働かすこと。

などが、確かに、大事になって来るのでないかと思いました。

 

 

これからはビルを改変したり、脱炭素したり、再エネをすさまじく展開したり、我々はさまざまなことを見聞きし、変わって行くのを目の当たりにするのでありますが、森林を守り、生物多様性を再生回復させる。

森林や生態系を劣化させると、炭素の排出も加速します。

気候変動のために、自然を増やしたり、再生したり、回復がますます重要となって来ます。それが、炭素を吸収してくれます。

そのため、森へ踏み込む利用ばかり考えず、違う方法に知恵を働かせることも大事です。

 

その他、我々は大量の排出問題を抱えていますので、輸送、ビル、企業などへの削減や省エネをしていくことになって行くようになります。

 

これからも増え続ける年々電力や資源消費を拡大する経済面、人口増加での需要の増える食料生産、都市化、農地拡大などの土地利用、森林伐採。

 

これををどう押さえ、回避し、限られた土地でやりくりできるか。

 

そういうこともやっていくようです。


そういうことで、我々はこれから、歴史史上、聞いたこともないような新エネと排出削減、大気回収などの気候変動対策をしながらも、自然を劣化させず回復させること、森林や自然を守ることなどが大事となって来ます。

 

そういうことをしている間、我々は何がサステナブルなのか、いろいろ考えて行く必要があるでしょう。

それこそ、木一本から大事に考え、どこまで何%まで使うか、どこまで排出するか、そういうことまで考えて、使うようにするようになるでしょう。

 

そういうことで和家具、和室、和の暮らし。

我々は我々のもともとの生き様、それを改めて、これから、定義していく時代になってくるのだろうか?

と思った次第であります。

 

(なんだ、おまい、思った次第なんか、という話なのか?・・ええまあ)

 

 

そういう目で見直してみれば、昔ながらの和の暮らしは、長く使えるものが多く、自然と調和したものであるものも多く、良いものを持っているように思われました。

 

明治維新後、我々は文明開化と言うもので、洋風文化が入って来て、チョンマゲ切って、ドレスを着て。

それが約140年前です。

大砲や軍隊を持ち始め、オオカミを絶滅、カワウソ、アシカ、アホウドリを乱獲、韓国まで行ってヒョウや虎を害獣と撃ち殺し・・・

それが80年ほど前。

戦後、モダンガールだのと、再び洋風を取り入れて、鉄筋ビルだの、戦後復興で昭和の時代。

プラスチックが石油化学工場で作られてから、それが約60年前ぐらい。

それで、生物多様性の危機、気候変動と、魚よりプラゴミが増えて、海にはゴミのほうが多くなって来ました。

 

改めて我々は、何が持続可能かを考えねばならないようになっています。

 

私もまだ分かってないところも多いので、これから温暖化対策、森林や生物多様性の回復もどうなるかも含め、我々の和の暮らしの品々や生き方など、これからは漆器や草履、藁カッパなどとかも良いのか?ということなど、またこれからも見て、考えていこうと思っています。

 

参考にしたHP

WORLD RESOURCES INSTITUTE

World Resources Institute | Making Big Ideas Happen

 

Wood Is Not the Climate-friendly Building Material Some Claim it to Be

 

U.S. Department of Agriculture

The Wood Product and Carbon Connection

 

温暖化の対策 Q5 植林による温暖化対策|ココが知りたい地球温暖化 | 地球環境研究センター

 


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