自然のメモ

防災について考えたこと

まだ難境が続く能登半島。

 

道路が機能しなくなったら、とたんに物資不足・・・

広範囲に被害を受けてしまったら、とたんに路頭に投げ出され、行くところに迷う・・・

明日から食べるもの、飲み水もない。

トイレをするところもない。

着る物もない。

 

頼るものは支援。

 

昔の方丈記なんかは、もう「行く川の流れ絶えずして、元の水にあらず。・・・昔ありし家はまれなり。大家滅びて小家になる」とかなんとかで、災害や疫病、飢饉、火事のことを書いていますが、確かに、そう思わされます。

それほど、昔から、日本は災害が多いと思われます。

 

こういう経験を我々は今後にどう受け止めるか、どういう経験にしていくか。と今、感じています。

今まで大きな地震はありましたが、何か活かせているか?

 

地震でも戦争でも、もしも壊滅的な被害が出た場合、備えられている?かというと、私の地域でも、ぜんぜん足りないような気がしますね。

 

 

それで、今回、調べたら、救出活動ではほとんど救出されないことが分かりました。

 


 

内閣府HP 防災情報のページ

 

平成26年版 防災白書|特集 第2章 1 大規模広域災害時の自助・共助の例 より
第2章 「公助の限界」と自助・共助による「ソフトパワー」の重要性 より  一部を抜粋

 

「6,400人以上の死者・行方不明者を出した平成7年1月の阪神・淡路大震災では、地震によって倒壊した建物から救出され生き延びることができた人の約8割が、家族や近所の住民等によって救出されており、消防、警察及び自衛隊によって救出された者は約2割であるという調査結果がある(図表1)。

 

 

 

また、別の調査では、自力で脱出したり、家族、友人、隣人等によって救出された割合が約9割を超えており、救助隊によって救助されたのは1.7%であるという調査結果もある(図表2)。

 

 

 

 


図2なんか、1.7%が救助隊、他はほとんど自力、家族隣人友人・・・

 

また、支援物資も届くのは、遅いようです。

 


平成26年版 防災白書|特集 第2章 2 地域コミュニティにおける共助による防災活動 より抜粋

 

 


 

ということより、このタイトル通り、「「公助の限界」と自助・共助による「ソフトパワー」の重要性」が必要と、国は言っているのですね。

 

※私の訳:公的な救助はほとんど期待できない:村や町による救助体制が必要

 

じゃあどうしたらいいのでしょうか。そんな身一つで投げ出され、支援も期待できない、救出も来ない、物資も届かない、放置、置いてけぼりに自力で生きろ?と言うのでしょうか・・・

 

この答、ほとんど、YES・・・8割は己ら、2割は国からの救助が来るかな?・・・(泣)

これがもしも、あと何割か上がっても、自力、家族、友人、隣人が助けになるのは、今後もこれは変わらないでしょう。

つまり、今後の防災も、また、自力、友人や隣人の救助があてになるのです。

 

これはもう、普段から、備えておくしかないと思いました。

 

ではいったい、どのようなことをしたらいいのか?

この防災白書に一部のことが載っていたので、それを少し取り出してみると、


第4章 1 (1)町内会、小学校区単位等での取組の事例

地域防災マップで、避難路を知る


(1)町内会、小学校区単位等での取組の事例

 

矢野・矢野西学区の「避難計画マップ」矢野・矢野西学区の「避難計画マップ」

 

個人宅の防災避難カルテで、家の一人一人まで、避難することを計画しておく

世帯別津波避難カルテ
(高知県黒潮町)


帯別津波避難カルテ関係の記入シート

<3> 「世帯別津波避難カルテ」の作成

 



企業と組んで、支援応援体制も検討しておく。

 

そのほか、考えられることはあるでしょう。

 

私の考えですが、一人一人のカルテなど見ると、もう一人一人の家に行政が行って、災害対策チェックをしたほうが良いかもしれませんね。

 

一人一人の家を訪問して、家のチェック、家具のチェック、避難通路のチェックして、対策を指示しておく。

家具の倒れるのを止める器具ひとつとっても、皆、個人負担でないでしょうか。

今いちど、行政側がチェックし、家具の倒壊などの器具の固定の指示、家の安全性の指示。

また避難する時、津波から逃げる時、どの高さなら、この場へ避難、もう10m超えたらここ、50m越えたらここしかない、とか、避難場を指示しておく。

一人一人の家に、避難場所、避難所を指示し、場所を教えておく。

 

うちも南海トラフが来る地域なんですが、津波が来ても、ここに逃げてくださいという指示はありませんし、言われたこともありません。

私が国土地理院を検索し、高さを見て、だいたいの山の高さを把握しているだけ。その山がどこから登れるかも知りません。

もし、いざとなったら、私は山の斜面を這い上がるかもしれません・・・無理ですよね、ずるずるでしょう。

 

平時に、一人一人の家の防災をチェックし、津波が来た時は、10mここ、20mここ、50mここと、個人宅レベルで、また個人、一人一人レベルで行政側が教え、導いておくことも必要と思います。

 

 

また、このたびニュースを見るたび、重機は地域に1台でも2台でもセットしておいたほうがいいのでないかと思ってきました。

地域が壊滅して使えなくなったら、隣県、隣市町村が届ける。

 

島理論の複数化ではないですが、二番手、三番手・・・の救助体制、救援、重機など、救助体制も多数の場に用意しておくと良いような気がします。

一番身近な隣県などが、いちばん早く動きやすいででしょうし、そういう三つや四つ、市町村、各隣県、各地方地域同士などで、提携体制などで協定を結んでおくとか。

 

それを使えるのは、もう、家のお父さん、お兄ちゃんレベルでしょう。

 

また、支援物資も、普段から地域単位で備蓄しておく。

これから、各地域に救出用クレーン、重機などの機械や車の備蓄。
個人でクレーンを使う訓練、防災車を乗りこなす訓練。

避難路、避難場所、救援道具、物資は、もう小さい単位で、家々のまとまりぐらいで、用意しておくぐらいの考えが必要でしょう。

個人、隣家レベルでの、土地の用意、重機の用意、避難物質の備蓄。
個人レベルで、そうしたことはとても大変です。
ですので、地域コミュニティで、地域の隣人同士が大事になります。

 

救助体制のだけでなく、住民の避難先、落ち延び先を、他の県や市町村で提携しておき、いざとなったらそこでも受け入れるとか。

 

また、ため池の水、川の水がいざとなったら使えるようにする。

食料などの面で、自然の利用できる分も増やす。

 

いざとなった時、ミネラルウォーターが入ったペットボトル、インスタントラーメン、保存食、輸入だけが頼り。

これが、いざとなったら、誰の家の周りにも水、川には鮎、ウナギ、土手や畔や草地には栄養の高い雑草、林縁、草原には日用品がある、森林には木材がある、としておけば、個人レベルでも心強いと思うのです。

 

 

クレーンを個人で、お父さんやお兄ちゃんが乗れるように用意しろと書きましたが、

クレーンが正解かは分かりません。
クレーンも耐重があり、相当重いものは大きいものになって、扱いも大変でしょう。


私の田舎では、フォークリフトとかもあります。軽トラもありますし、使おうとすれば使えそうなものはあります。

 

ですので、各機関など、いざとなった時の救出方法で、個人でも出来る方法も、もっと、研究しておく必要がありますね。

それを地域で友人やお兄ちゃん、お父さん、お姉ちゃん、お母さんが訓練するぐらいまでやるべきなのかなと。

私もそういう訓練があったら、参加せねばなるまいなと、今回思いました。

 

日常を送っていると忘れがちですが、我々はいつなんどき、災害に遭ってもおかしくありません。実際、大きな地震も我々は今まで何度も、見てきました。

災害の用意について、我々は忘れず、常に身近に入れて考えておき、今、平和な時に、いろいろ備えていくことが必要なことは、本当に常に言われていますが、そうだと思います。

 

そうしたことに、今私も気づいたので、書きました。

これからまた、さらに防災について備えていく必要があります。

自然の関わりについても、安全保障、非常事態でも利点があることですので、これも広げて考えていく必要があると思います、

私もまた今後ここで、自然再生などで食糧や災害のことも絡めて考えて、記事にして考えていきたいと思います。

 

 


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