自然のメモ

三ツ又沼ビオトープ、荒川ビオトープ等の生態系ネットワーク

三ツ又沼ビオトープ。

 

埼玉県、三ツ沼ビオトープは、荒川という川にあります。


国土交通省 関東地方整備局 荒川上流河川事務所HP

リーフレットより 引用をしています

 

 

奥秩父から流れる荒川の入間川との合流地点だった場所。

最初は貴重な自然を残していけるように、地元の環境団体などが国にここを守って欲しいと相談し、国はそれを受けて三ツ沼周辺の土地を買い取り、全体13ヘクタールの場所を守り始めた。

現在では、専門家、環境団体、教育機関、地域住民などと連携を取りながら、観察会などを行ったり、在来種の草原やヨシの草原を手入れしたり、保全している。

ヤナギの林、ハンノキ、クヌギ、ムクノキ林などを育てており、「緑の回廊」も作っている。

・・・・・・

 

こうした取り組みで、いったん消えた動物たちも、ここで生息をし始めているようです。

最初は地元の環境団体の発信だったのですが、国も他の機関も地元の人も入れて大きな取組となっているところです。


国土交通省にも荒川の生態系ネットワーク構造の計画があります。

 

・・・・

 


国土交通省 HP

荒川流域エコネット地域づくり推進協議会 取組の紹介 より 引用

 

ちょっと判別しづらいと思いますが・・・

判読できる範囲でも、荒川のこの流域全体に
荒川ビオトープ

三ツ又沼ビオトープ

荒川第一調整池~第四調整池

荒川太郎右衛門地区再生地区

浅羽根ビオトープ
などがあります。

 

・・・・

ビオトープと呼ばれる自然エリアがこれだけあり、各地をつなぐ。
地点をつくり、地点と地点をつなぐ。


これは、前の記事でも書いた、生態系ネットワークのつなぎ方ですね。

 

そして、さらにまた、今後、コウノトリ・トキと共に暮らす生活を目指すそうです!!!

 

・・・・

国土交通省 関東地方整備局
荒川上流河川事務所

荒川流域エコネット地域づくり アクションプラン より 引用

 

 

これまでの取り組みは、
河川での取り組み・・・三ツ又沼ビオトープなど
農地での取り組み・・・コウノトリの生息環境の創出
外来種の駆除
減農薬
里山林での取り組み・・・カタクリ自生地の保全
外来種の駆除
その他・・・自然公園の保全、市民レベルでの活動、トラスト
地域振興・経済活性化に関する取り組み・・・様々なプロジェクトで参加に関する取り組み

市民サポーターなどの支援者たちへの支援制度
観光・イベント作り
広報活動 等

 

今後の取組
合同生きもの調査の実施
ゴミ・外来種問題への対応
環境学習・観察会の推進支援
広報
エコツアーの推進支援(自然観察スポット、サイクリング、ウォーキングマップ、森林セラピー)
関係者間のネットワークの支援 等

 

今後の10年間、2030年までに目標を目指すそうです!

・・・・・

 

 

2030年・・・・ここで書きました。もう排出出来る二酸化炭素の限度は2030年で来ると。その頃まで減量しない場合、1,5℃~2℃の壁を越え、氷河が全部溶けると。温暖化の記事で。

そのために、自然や生態系は強固に保全しておくことが必要だと学びました。

今やっておくことが、あとあとにつながる気がします。

 

 

 

埼玉県は相当に大きな都市です。

トキが舞い、コウノトリが暮らす。そんな町になれば・・・変わってくるでしょうね。

実際、上記の芝川第一調整池には、コウノトリが飛来しているようです!

 

埼玉県は何が凄いかと言うと、市民などの自然活動がすごいです。

埼玉県生態系保護協会、荒川を守る会などがあり、専門家から、国、市町村、企業、学校等と、協力し合って活動しています。


埼玉県生態系保護協会は、日本野鳥の会埼玉県支部や地域の野鳥の会が集まって発足したのが元の団体です。wikiより

何か設立で揉めたみたいですが・・

 

ちょっと、自然保護に興味がある人は、このHPを見て欲しい。

 

トトロの森にも関わっています。

土地の買い取りをする買い取り運動や、遺贈もされたものとか、屋敷の林、家の里山などでも増やしているそうです。

こうした土地は、二度と開発されないでしょうし、ずっと大事に自然を大切にされて、保全され続けて良いでしょうね。

 

やったらいいこと、全部やってくれている・・・

こんな組織が一つ、県にあれば、一般市民は心強いですよね。

野鳥の会、やっぱりすごい。

全国各地の県に一つはこういうところがあればいいのに。

いや、どこでもこういう組織があるべきですね。

 

こうして、市民から始まった取り組みが、だんだんと大きくなっていこうとしているのは凄いことです。

 

 

 

都市化が進み、今は何もなくなってしまった町。整地した地域、セメント護岸等、無になってしまった場などでは、まずはこういう一か所から初めて行くのも一つの方法と思います。

どこかに、ビオトープでも作ることで、足していき、次につながることも出来ますから。

 

ビオトープというのは、湿地とか私も思っていましたが、湿地でも草原でも、森林でも何でもあるようです。

生物の生息空間はビオトープとなるようです。

 

 

三ツ又沼ビオトープ。写真ACより

 

荒川もこうしたビオトープネットワークの集まりであります。

 

いろいろな方法があると思います。

何度も言うのですが、自然があるところは、その自然が一番良いです。人が手を加えない、触れないことが生態系の前提ですから。

まだまだこうした取り組みも試行錯誤の段階であろうと思われます。失敗やうまく行かないこともあると思います。

 

私もまだ下調べ中で、何が良いのかも分かりません。またあちこち見て、何があるのかをまず調べて行きたいと思います。

 

次回からも生態系ネットワーク、自然再興、生物多様性などを見て行きます。


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