米の価格が高騰した額になっているそう。
新米登場時は高いとして、その後、新米収穫が終わり、現在もっとも米がある状態なのに、さらに米が高騰って、おかしいですね。
米にもいろいろ種類がありまして、我々が食べる主食用米。
みそや酒、せんべいあられ、菓子、レトルト飯などに加工される加工米。
モチになるモチ米。
飼料になる稲。
とあるようで、問題になっているのは、我々の主食用米です。
私も田舎なので米があるので、米が値上がりしていることに気づいておりませんでした。
それで、何か起こったのか?と思い、近所のスーパーへ見にいってみました。
見ると米の品ぞろえはあり、多少の欠品はあるものの、だいたい、積み上がって並んでいます。今は大丈夫。
それもそのはず、収穫直後です。今が一番、米がいっぱいある時期。
ただ、確かに、新米が出た頃より価格が違う。値が上がっているようです。
いったいなぜ?
分かりません(ノД`)・゜・。
原因は何かと考えてみましたが、私も日本の片隅にいる一般人ですから、推察するしかありません。
だから、正確な情報もデータもネットしかないので、これはもう、私の想像ですが
誰か止めてる?
値上がりを目論む陰謀者がいる?
米不足?
米の出来の問題?
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で、今の在庫はどんなものだろうかとネット検索をしてみました。
令和6年産米の契約・販売状況、民間在庫の推移及び米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向について(令和6年12月末現在):農林水産省
こちらのHPを見てみましたが、あの米騒動の8月末ごろは、在庫が少ない状況だったと思われます。
騒がれていた去年の8月頃を見ると、65万玄米トン。これは去年と比べると39万玄米トン低い。
ですので、米が少ない状況でないのかと推察します。
今のところ米は収穫後で、たんまりあるにはある。
でも、今後皆、米が不足することを見通し、あとから足りなくなったら困る。だから、高値をつけているのでないでしょうか。
何があったのか、いろいろ言われていましたが・・・
パンやパスタ、ラーメンなどの小麦などで、米の需要は減っているということで、減反政策などが取られて来て、今までは大きな動乱というか、足元がぐらつく衝撃は受けなかったのかもしれません。
しかし、ここ数年、変化もあった。
物価高です。
これは戦争、円安、気候変動などで、全体的に全部が値上げされていったのは、我々も記憶に新しいものです。
買ったら高いから、その分は、外食を控えて自分で作って浮かすとか、弁当にするとか、それもニュースかテレビで見たように思います。ちょっとあやふやですが・・・
そのうえで、あの南海トラフもあった。
あれから、注意報は消えましたが、物価高は相変わらずです。
相次ぐ値上げに、安いと思われていた米へ皆、移っていっていたのでないでしょうか。
つまり、米人気。
米の存在が再び、脚光を浴び始めた。
その気運の高まりが来たかもしれず、なのに、今、在庫がない?のか分かりませんが、困ったことですね。
米が我々が食えないとなると、
米を探して三千里、米の奪い合い、転売ヤーの跋扈、米詐欺・・・
それほど遠くへ買いに回れないお年寄りや忙しい方には米が行き渡らない。
さらに肉体労働する方々は米が食えない。
となると、皆、栄養失調、エネルギー不足、病気に・・・
また米騒動の時の繰り返しです。
ここは、今後の物価高の世界を、我々がどう生き暮らすか。にも通じていて、我々の食も、今また、変わる時代を迎えているのでないでしょうか。
今後の時代を見据え、我々の食の安全保障の面も、我々の生き抜く食に関することのためにも、今、また、新しく、考えを設定し直し、良いものを増やして行く、安定的に日本に広げて行く。築いていく。
そういう時に来ているのでないでしょうか。
とりあえず、我が国が今後どうするかは、きちんと見定め、考えていかねばならないことでしょうから、まずは必要なものは揃える、ということでないでしょうか。
米も需要があって求められて来たなら、必要なものは必要な分だけ、作れば良いのでないでしょうか。値下がりしないように、その量を見極め、需要が来ている分は作る。
今後、こういう傾向を見据えて、計画的にどうするか、量も含めて、行く先、見極めることも必要でしょう。
備蓄米も、いざと言う時のための米で、もし、何か災害、事変などがあった場合、減ってないほうが良いですからね。
それで、米を20万トン増産する場合は、どれほど田んぼに作付けをする必要があるのか。ちょっと計算してみました。
米をめぐる状況について 令 和 6 年 3 月 農林水産省 P9より
こちらでは、水田一反(10a)=533kgの収穫があるとあります。
20万t=2億kg÷533kg=375234反
約40万反が必要
400万a=400k㎡=4万ha
この同じ資料で、全国の作付け面積がP11に出ていますが、富山県より多いです。
なかなか、増産も大変そうです。
米は日本の主食です。
もともと米民族だし、ないとか、食べられない、となるとほんと、困りものですね。
まあ何か、うまい具合に改善していって欲しいですね。
安定的に提供され、日常、どんどん買っていただき、皆さんが多く食べていただき、農家さんが大いに儲かる。
そういうふうになれば、それぞれ、喜ばれることでないでしょうか。
米の水田もなければ、我が国のカエルやそこで生きる鳥や他の生き物たちにも影響も出て来ます。
畑作ばかりでは、カエルがいなくなります。沈黙の夏です。水田があるほうが、私は良いなと思っています。これから来る灼熱の大地で、水田がないと、カエルは存続の危機であります。
そういうことで、沖縄ではもう植え付けたというニュースを見ましたが、これから植え付けの地域が多いでしょう。
今後どうするか、まだまだ取り返すこともできるでしょうから、何かしら考えて、やらねばならないのでないかと思った次第であります。
2月2日は、世界湿地の日でした。
お読みいただき、ありがとうございました。