自然のメモ

ゲノム編集食品を握りしめている灼熱の未来か、生物多様性に溢れた自然豊かな未来か

ゲノム編集作物が出回っている?というニュースを見かけました。

 

トランプが再選。自然は死に絶え、砂漠と荒涼とした大地になった未来で、果たして我々は、培養肉と遺伝子組み換えを食べているのでしょうか?

そして・・・そこへ新たに、ゲノム編集食品が追加?

 

と驚きました。

 

調べてみると、ゲノムはネット通販では見かけるものの、私のリサーチではどこでどれほど栽培しているのか、出回っているか分かりませんでした。

 

アメリカのほうも検索してみましたが、ゲノム大豆やトウモロコシは、どこでどれぐらい栽培しているかはあまり情報を開示してないようです。

 

 

ただ、日本でも見てくれている団体さんがいるようです。我々も今後これでいいのか、考えていかねばなりませんね。

 

 

ということで、今回、ゲノム、遺伝子組み換えのGM食品というのについて、書いてみます。

 

 

アメリカのほうは、飼料用トウモロコシ、大豆が9割、遺伝子組み換えとなっているようです。

 

アメリカのFDAのページ  

GMO Crops, Animal Food, and Beyond

 

 

 

ということで、現状、我が国の遺伝子組み換えとゲノム編集をイラストにまとめてみました。

 


・日本の現在の遺伝子組み換え「食品」

 

いらすとやのイラスト、カラシナとアルファルファは私の、まとめ図

 

さらにこれをかけ合わせる、そんなものまでこのHPでは出ています。

 

添加物は、アスパラギナーゼなど.


(厚生労働省HP  遺伝子組換え食品

遺伝子組換え食品及び添加物の安全性に関する審査状況
安全性審査の手続を経た旨の公表がなされた遺伝子組換え食品及び添加物一覧[70KB] より)

 


 

現状、これらの生産状況と輸入量はどうなっているでしょうか? (多いので二つぐらいを例に)

(ちなみに遺伝子組み換え作物(ゲノムでないほう)は、日本では栽培はされていません(青バラのみ)(試験栽培のぞく))

 

 

 

トウモロコシ ・・・これがあまり分からなかったけど、食べる分 野菜=スイートコーンとしたら、20万tほどが生産されております。

 

作物統計調査 作況調査(野菜) 確報 令和5年産野菜生産出荷統計 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

 

 (32) スイートコーン
212,400t

 

この我らが食べる分、スイートコーンは、わりと自給はされていて自給率は高いめ、と思われます。

 

ただ、飼料用トウモロコシとしては ほぼ0%台 日本における飼料用とうもろこしの現状について

 

大豆の栽培 食用24%  日本の食料自給率:農林水産省 総合食料自給率(カロリー・生産額)、品目別自給率等

 

 


 

輸入先

トウモロコシ  アメリカ 47.7%  ブラジル 42.7%
大豆  アメリカ 67.8%  ブラジル 17.9%  カナダ13.3%

 

農 林 水 産 物 輸 出 入 概 況 2023年(令和5年)

その他、アメリカが多いもの、小麦、豚肉、牛肉

(アメリカのGMO小麦は、まだ出回ってはない様子)

 

これのGMと非遺伝子の割合が載っているとか分かったらいいですが、まあ、ほどよいデータが無かったので、これで。

 

詳しく行くと、トウモロコシという中でも、食用になるスイートコーン、飼料用になるデントコーン、バイオ燃料やエタノールになるワキシーコーン、ポップコーン、などとあり、中でも問題視されている遺伝子組み換えは、飼料用や燃料用、油は、9割が遺伝子組み換えということです。

 

大豆は、とうもろこしの連作障害を防ぐため、大豆、とうもろこし・・と栽培していく作物で、これはアメリカでは食べるというより、これも飼料用が主な用途で、これも遺伝子組み換えがほぼ主流だと。

 

日本のほうでは、表示義務がないものもあるので、使われているのか、使われてないのか、その判別がつかないので、これが混じっているのでないかと心配されていると思います。

 

あちらは栽培面積も量も多いので9割が遺伝子組み換えと言っても、残りの数%でも、非遺伝子組み換え、NOGMもあるにはあるわけで、遺伝子組み換えではない、分別管理済みとなっていれば、それはNOGMトウモロコシ、大豆でしょう。

何も表示がない・・・?それは・・・混じっていても分かりません(´;ω;`)

 

まあ私調べです。とりあえず、私らが食べる分の国産のスイートコーンも大豆もありますし、今は遺伝子組み換えになって来ている世界、遺伝子操作でない、従来の野菜や肉、卵、そういうものを作ってくれる農家さん、また国産を大事に食べて行きましょう。とすることが、今の我々には大事なのでないでしょうか。

 

余談ですが、食べて応援ってのは可能なようです。好きなものを食べて応援しましょう。ひとくちでも多く食べることが応援になります。(そして食べ残さないでロスも防ぐと気候変動対策)

 

このコーンの世界も意外とややこしかったです。

 


 

      

ところで、この    日本の食料自給率:農林水産省HPに出ている令和5年度食料自給率について(PDF : 272KB)

に載っていますが、米100%、野菜7,8割、果物6割ぐらいはあるもののそれ以外、大豆30%台、小麦20%台、そのほかも50%を切るなどかなり低いようです。

P3

 

 

 

ちなみに、このHPに、都道府県の食料自給率というのが載っていて、一桁台の町があります。

東京0%、神奈川2%、大阪1%・・・

10%台 埼玉、静岡、愛知、京都、兵庫、奈良、
20%台 千葉、山梨、岐阜、広島、福岡、
30%台 群馬、和歌山、岡山、山口、香川、愛媛、沖縄
40%台 石川、三重、徳島、高知、長崎、大分
50%台 長野、滋賀、
60%越え 宮城、茨城、栃木、福井、鳥取、島根、熊本、長崎、
・・


100%越 北海道 青森、岩手、秋田、山形、新潟、

 

6割越えは優良県と言えましょう。

日本全土でこれだけ低いとは・・・

 

我が国は、何を食べているのでしょうと、素朴な疑問になってしまいますね。

 

 

 


ゲノム編集「食品」 (ピンクの枠)

 

ゲノム編集技術応用食品及び添加物の食品衛生上の取扱要領に基づき届出された食品及び添加物一覧 | 消費者庁 より

 


 

これらは遺伝子操作ということで、GM食品と言われます。ゲノムも一応そう。

 

これらは届け出の分で、今からさらに何かまた出て来る可能性があるかもしれません。今も卵とか言われています。

 

これの表示義務はどうなっているか?これは各国でいろいろバラバラ。

あるのとないのと、ややこしい。

ただ、ここへ、ゲノム編集が来て、さらにややこしくなって来た状態。

 

 

これは食品なので、飼料や肥料には表示されてません。日本は。

ですので、以前書いた時、何も知らずに、遺伝子組み換え作物のエサを牛や鶏、豚に与え、それを肥料とし、田んぼへ、また、エサを食べた肉が我々へ、そもそも肥料としてばら撒かれる・・・・

は、はあっ・・・???となると書きました。

 

しかし。

23.5月から国内で肥料を上げていこうという計画は出て来ていました。良かったです。

国内肥料資源の利用拡大プロジェクト:農林水産省 

 

こうしたことが、いろいろと改善に向かうっていうのが皆の求めることだろうと思うので、何かしらもっと良くなることが多く増えていけばと思うのですが、それがどういうものになるか。

とりあえず、この話題も広い話で一つにまとめられるものでもなく、また今後もいろいろと、書いていきたいと思います。

 

ということで、結論は前と同じことなのですが、また書きますと、

対策として、

有機栽培のものを食べる

地元の野菜や作物を食べる

 

そして、今後は、国産の肥料や飼料にし、国産の野菜や食料を増やして行く。

我々は食べて応援する。

 

ということになるのでないでしょうか。

 

そして、遺伝子組み換えやゲノム編集したものが混じっているものには、GM製品の表示を入れて行く。

 

参考に前に書いたもの

 

有機、オーガニック、無農薬、減農薬VS生物多様性、GM作物(遺伝子組み換え作物) - 自然のメモ

日本では、遺伝子組み換え作物は普通田んぼでは栽培はされてませんが(研究などは除く)、禁止されておらず、調味料、マーガリン、飼料、キャットフード、化粧品・・・直接...

goo blog

 

 

 

それ以外、今後どうするか、どうなるか。新しい食品、バイオエンジニアリング食品は、本当は、世界でも推進されているのか?クリスパーされた魚を受け入れる?のか。温暖化対策、生物多様性面、炭素貯蔵から気温対策、文化継承などなど・・・

それから、環境へ逸脱した時など、外来種というか、遺伝子汚染、それから在来種たち、自然への影響も心配です。

これらはまだ私も調べ切れてないので、これからもまたおいおい、見て考えていきたいと思います。

 

これから気候変動でトウモロコシ減少が言われています。熱や気象災害など、作物への影響も、最近のオレンジなどは記憶に新しいところです。チョコレート、コーヒーも産地がとか。

我らの国も例外ではありません。りんごの色落ちなど。

それなのに、人口は増えて調達は難しくなると言われています。

洪水も多発、強風の影響なども言われています。また漁獲高、淡水魚の減少も。

世界的にそういう変動があるとすると、海外依存というのは、やはり、不安さを感じます。

 

ただ、これから気候変動があります。農作物や食料への影響は出て来ます。それなので、こういう技術は研究としてはいくらでも持っていても良いと思います。

 

 

ただ、我らの食料自給率も、米、果物、野菜など、多少はあるものの、低いです。

飼料は、ほぼ輸入。

 

さらに、我が国は食の生産に関しては、他の要素もかなり低い、というか、無いです。

野菜をそもそも育てる苗や種も、ほぼ輸入。

窒素、リンなどの化学肥料も、ほぼ輸入。

 

 

一方、農作物も魚も、自然が育てるもので、生産もモノも海外頼みであり不安要素もあることはさることながら、さらにまた、生産には生物多様性が関わっていますが、それもあまり良くない状態です。

 

放流事業も養殖事業も、今のエサやプランクトン、酸素がある川や海があるからこそ、そのうえにあぐらかいてやっておられるわけです。

農作物もまあ、そうです。花粉媒介者、土の中の微生物や虫、水もないと育ちません。

 


今後、生物多様性は、これからも際限のない開発、都市化なので低下するわけです。日本もこのまま自然再生はしないとなって、開発の一辺倒で昭和のセンスでセメント固めしていけば、低下するでしょう。

羊羹でも、半分しかなければ、食えるのは半切れ。

さらに気候変動で、これがさらに低下します。

半減の上に低下などしたら、もう何%残るのか。

 


イースター島は、植物は植えても育たず、土砂は流出、海にも川にも魚もいなくなりました。

最後は共食いになり、ハゲ地で草も生えず、モアイの製造も出来ず、囲んだ家畜を争う戦争になりました。

ムキムキ真鯛、高成長ヒラメ、ギャバトマトを握りしめていたとしても、何になるでしょう。そこに何があるでしょう。

そのムキムキ真鯛すらこけたら、何が残りますか、我々に。

その時、もう何もないです。

 


我々にはユネスコに認定された和食があります。

ついこの間は、酒造りが認定されました。

 


海外から日本にお客さんたちも、和食って?と来るでしょう。

せっかく遠いところから来てくれたのに、ゲノム編集されたムキムキ真鯛を出す?ますか。

それとも、我が国の海は生物多様性豊かで、くさるほどわんさと魚がいて、いつでもこれが日本産の刺身だ、とお客さんへ出していけるか。

 


そのためにも、いろいろとやる中でも、海の豊かさ、川の豊かさを取り戻す。

そのためには山から自然回復していく、里地を回復していく、自然再生していくことが必要なのでないかと思います。

 

 

とりあえず、これは広い話で長い話になります。また書いていきたいと思ってます。

 

 


今後はゆっくりめで更新していきます。

 

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