A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

ジャズは紫煙が煙る深夜のクラブで聴くというのは通り相場だが・・・

2011-10-20 | CONCORD
Great Guitars at The Winery

最近はオフィスや公共のスペースでは禁煙が徹底してきた。飲食店でも昼間は禁煙というところが多い。スモーカーにとっては、ますます肩身が狭くなっている。
ジャズとタバコは何となく切り離せないイメージだ。ジャズ喫茶の全盛期もタバコの煙の中で何時間も過ごしていたものだ。丁度その頃良くかかっていたレコードジャケットのエルビンのHeavy Soundsも、2人の顔がタバコの煙に霞んでいる。
ところがConcordのジャズはどうもタバコが似合わない。西海岸のカラッとした空気の中の、清清しいサウンドがイメージされる。

このConcordに集ったプレーヤーもレコーディングやコンサートで何度が一緒にプレーしている内にレギュラーグループとして活動するようになっていった。このグレートギターズもその内のひとつだ。この3人が一緒にプレーしたのは、74年のコンコルドのフェシティバルのステージ。それから6年が経ったので、すっかりお馴染みのグループになった。
このグループが6月の燦々と降り注ぐ太陽の元、カリフォルニアのワイナリーのステージに登場した。カリフォルニアワインのPaul Massonのワイナリーがコンコルドから南に下ったサンノゼの郊外にある。そこの古い建物を生かしたステージで、毎年夏になるとコンサートが開かれる。グレードギターズの3人の面々はその舞台に登場した。一人ひとりが人気のある大スターだが、彼らが3人集ってプレーするとなると当然観客は超満員だったそうだ。
御大のジェファーソンは丁度その時、コペンハーゲンにいたが、そのような機会を逃すはずもなく、いつものフィルエドワーズをヘッドとするレコーディングスタッフはモバイルの機器を携えてそのステージを残さず収めた。その時の録音がこのアルバム。

エリスもコンコルドに登場するまでは紫煙の中でのプレーが似合っていたのだが、何故か3人が集るとこのような屋外の舞台が似合う。ブロードウェイで始まるステージは、次々とジャズのスタンダードが続きそしてボサノバも。ジョーバードのベースがエレキベースのせいもあるが、全体に軽めのサウンドだが、一人ひとりのギターのプレーはいつものようにbopの伝統を引き継ぎ骨太だ。



1. Broadway
2. Air Mail Special
3. Body and Soul
4. You Took Advantage of Me
5. So Danço Samba           
6. The Sheik of Araby   
7. Straighten up and Fly  
8. Just in Time       
9. Talk of the Town

Barney Kessel (g)
Herb Ellis (g)
Charlie Byrd (g)
Joe Byrd (eb)
Jimmie Smith (ds)

Carl Jefferson Producer
Phil Edwards Engineer

Recorde live at the Paul Masson Mountain Winery, Saratoga,California on July 1980

Originaly Released on Concord CJ-131

Great Guitars: At the Winery
Great Guitars
Concord Records
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