祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響き有り 沙羅双樹の花の色
盛者必衰の断りをあらはす おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢の如し
猛きものも終には滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ
今回の東京都議選の結果を観て多くの人がこの平家物語の一節を思い出したことだろう。成るべくして成った結果と言える。
東京都議会の勢力分布は変わったが国会議員の実態は変わらず直ちに急激な政治変化は現れないと思われる。
しかるに現政権の体質が変わらなければいずれ現政権に国民の鉄槌がくだされる。国民が選んだ国会議員の
資質を論うことには抵抗があるがあまりにも現政権は政治家としての能力に悖る。以下は現政権と国会議員の総括。
・ 現政権はあまりにも嘘をつく。誰でも判断が付くようなことでも黒を白といいくるめる。これほど国民を
愚弄することなどあり得ない。不誠実な説明で、これで国民が理解したと思っているなら、あまりにも知能指数が低い。
・ 現政権の閣僚は品格がない。官房長官は毎回木で鼻をくくったような説明しかしない。ユーモアのセンスに欠ける。
人情味がない。自民党幹事長は政治家として不向き。風を読めないし正常な判断力がない。副総理は、国会議員は国民の付託を
受けて政策を実行する、ことの意味が分かっていない。国民に寄り添っていない。他の閣僚も似たり寄ったり。
・ 2017年5月に行われた37ヶ国、4万人の調査で、信頼できるリーダーの順位が発表された。
1位 ドイツメルケル首相 2位 中国習近平国家主席 3位 ロシアプーチン大統領 4位 アメリカトランプ大統領。
長年信頼の厚かったアメリカの指導者がトランプになると習近平よりも信頼されなくなった。日本の現首相の結果は不明。
トランプ大統領に対しては、75%が傲慢、65%が不寛容、62%が危険 と考えているとの結果が出た。日本国民が
持つ現首相への印象はトランプに対するイメージとほぼ同じ。(現首相から「印象操作」だと苦情が出るかもしれない。)
・ 多くの自民党議員の国会議員としての資質が驚く程、ない。政治資金の扱いなどある種の裏社会とまごうばかり。
国会議員である前に、社会人としての常識に欠ける。
現政権は謙虚に体質を変換し、信頼を回復せよ。再起せよ。
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