コロナ禍が続き、外食や旅行もままならない時を過ごすのも何かと大変だ。殆ど自宅で何もせず過ごす時間が昨年以来ずっと続いている。
この閉塞感を少しでも和らげようとして、久し振りに市民大学講座を受講した。毎週土曜日、全部で5回の講座である。パリ在住10年の
大学講師によるパリ市街に付いての楽しい話。パリは在職時、1970年の最初の訪問以来、関連会社との会議や打合せで度々訪れた。
パリ到着後は滞在中殆ど、空港、ホテル、会社の間の往復で何度も訪問しても観光客が行くような所にはあまり立ち寄ってはいない。
それでも度重なる訪問で、ルーブル美術館、オルセー美術館、パリから2時間ほどのシャンパーニュのシャンパン酒造蔵、ジヴェルニーの
モネの庭園、などを観る機会もあった。講師の豊かな知識に裏付けられたパリの説明を聴いていると、セーヌ川クルーズ、シャンデリーゼの
美味しいムール貝レストラン、オペラ座、階段を登った凱旋門、モンマルトルのムーランルージェ、エッフェル塔、廃兵院、サン・ジェルマン・
デ・プレの町並み、などの記憶が蘇って来る。コロナ禍が収束した後パリは再度訪れたい場所の一つである。