清浄な美童が、荒くれ法師の腕の中で引き裂かれ、慟哭しているのが見える気がした。
事も無げに何でもない風に、さらりという詩鶴はもうすっかりあきらめて運命を受け入れたと言う事なのか???
「初めてじゃないって???。こんな目に前にも遭ったことがあるのか?」
「それって、母ちゃんが詩鶴を見つけた、心が壊れそうだった時のこと?」
詩鶴は思いつめた顔で、ためらいもなく頷いた。
「ん。すごく???。ずっと、辛かった。愛されていたなら我慢も出来dermes 激光脫毛たかもしれないけど。死んでしまった誰かの代わりにされてるって、哀しいよ。」
「柾くん。親族に存在を否定される辛さってね、今ある命の全否定なんだ。そこにいるのに見てもらえない???無関心って、すごく???こたえるんだよ。」
あんな大きな病院の跡継ぎで、勉強も出来て何でも持っているのに、詩鶴は本当は何も持ってはいなかった。
雪の野原で、星の降らせる金貨を待っている可哀想な少年がそこにいた。
大きな目に、溢れそうになるほど涙を浮かべて、両手を広げて空を仰いでいた。
神さま。
着る服も、飾る宝石も、何もいりません。
???愛してください。
「生まれてこなきゃ良かったのにって、ずっと思ってた???。柾くんと亜由美さんだけが、「詩鶴」って名のぼくを認めてくれたんだよ。」
ぱたぱたと滂沱となって溢れる涙を、詩鶴は拭わなかった。
俺は今度こそ、そうっと生まれたての卵を扱うように柔らかく詩鶴を抱きしめた。
初めて会ったときから泣き虫の詩鶴は、今度こそ俺の胸で溶dermes 激光脫毛けるように泣いた。
泣け、詩鶴。
これからは、俺が傍にいるから。
絶対、独りにしないと誓うから。
腕の中で泣きじゃくる詩鶴が、大切な存在だった。
俺は、生まれて初めて、人を愛おしいと思った。
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昨夜は、下書きをうっかりあげてしまった上に、加筆した物をもう1度あげてしまいました。
ブログ村に同じタイトルの作品が2本上がってしまって、此花どうしよう~と思いました。(′;д;`)あう~
削除したら消してくれてもいいと思うっ!!ヾ(?`Д′?)? ←どう考えても、自分が悪いです???
そして普段は反映されなくて、どういうこと?となるのに、もの凄く速やかに反映されていて言葉もありませんでした。
詩鶴くんの傷って、大丈夫なのかなぁ???|ω?`)コソーリ???
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その後、詩鶴はどうしても身体を洗いたいと言い、俺は忠実な家臣のように、詩鶴横抱きに抱き上げた。
俗に言う「お姫さまだっこ」を詩鶴は嫌がったが、風呂場に行き着くまでに風邪を引きそうだった。
「絶対に、覗いちゃだめだよ。」
これは、風呂場での攻防。
「何で?みんな見せてくれても、いいじゃないか。見たいよ。」
ちょっと困ったように耳まで真っ赤になった詩鶴は、勇気を出して耳元に告げた。
「柾くんが中に出しちゃったから、出さないといけないの。指でかき出さないと、出ないんだもん???」
涙目で怒っていた。
「入れたままほおっておくと、後でおなかが痛くなるんだよ。だから、待ってってdermes 脫毛價錢言ったのに、何度したでしょう。見られたくないよ、そんな所。恥ずかしい???」
「う??そうだったのか。」
もう謝るしかないっ!