16歳で交通事故に遭い、二週間意識不明の重体でした。
頭蓋骨骨折、脳挫傷ということで目が覚めると左半身の動かない全く別人になっていました。
自分がまさか障害者になる。全く想像すらしなかったことです。
受け入れられませんでした。
「元の身体に戻るまで誰にも会わない、こんな姿誰にも見られたくない」
家族以外、人と会うことを避けました。
初めは心配してくれた友達も母親に頼んで一切の連絡を絶ちました。
でも後遺症は私が思っていたほど簡単に治るものではなく、
一生付き合っていかなければならないものでした。
誰とも会わないまま月日は過ぎ、ほとんど引きこもりの状態になっていきました。
16歳の未熟さ故、どうしていいのか分からずだんだん心が病んでいきました。
人に会うことを避けるようになった結果、対人恐怖症になりました。
人の前では顔がこわばり、左半身にも不自然に力が入りますます障害が目立つ、
余計に人に会うのを避けるという悪循環でした。
「全てを奪われた。」そう感じていた私はこう考えていたのを覚えています。
「こんな私でも死んだら母は悲しむだろうな、だだ生きてるだけでも死ぬよりはましかもしれない。
なら母親のためにもとにかく生きていよう」
交通事故に遭う前の私は自由のはき違えをしており、無茶苦茶でした。
なのでとうとうバチが当たっんだ、母に申し訳ないと思っていたのです。
これが私の障害者としてのスタートです。
もう二十数年経ちます。
色んな葛藤や経験、出会いがあり今の私があります。
これから色々アップしていきますので宜しくお願いします。
コメントも気軽にしていただけると嬉しいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます