滝谷増水時のエスケープルートである左俣林道方面の情報はこちら。
本日午前中より滝谷渡渉部は激しい雨の影響で、渡渉不能状態となりました。今日一日の水量変化をまずご覧下さい。
午前6時。昨日に比べ、大きな水量変化はありません。
午前8時。槍平小屋の簡易気象計は午前7時半頃に40mm/hr程度の強い雨を観測していました。滝谷が激しい増水を始め、渡渉不能状態となっています。
正午。雨脚がやや弱まり、午前8時の画像に比べるとやや減水していますが、渡渉困難状態が続いています。
午後6時。断続的に降り続く雨の影響で、正午の水量と比べてほとんど変化が見られません。
明日16日の入山を計画されている方は、少なくとも午前中は渡渉困難状態の水量が続いているものと考えて頂き、特に周囲の安全が確認出来ない、ヘッドランプの明かりのみで歩くような時間帯に白出沢より上部の登山道へ入らないように注意して下さい。また、入山前には必ず滝谷渡渉部の水量確認をして頂き、大規模な増水が起きていないことを確認して下さい。滝谷においては、鉄砲水の発生も懸念されます。ザイルを取り出して沢を渡渉するような、水流の中に比較的長時間いるような行動は絶対に避けて下さい。渡渉困難と感じた場合には、土砂崩れ、落石の危険がある滝谷上流へ登ったりはせず、安全な場所へ必ず引き返して下さい。