明日9月21日(土)から23日(月・祝)の三連休期間ですが、残念ながら登山に適した天候とは言えない、大荒れの予報となっています。
入山予定の皆様は以下の注意点をご確認頂き、入山の可否を冷静に、客観的に判断なさって下さい。
○ この連休期間中は台風17号接近、秋雨前線活発化の影響で大雨となる恐れがあります。新穂高温泉~槍平間の槍ヶ岳・飛騨沢ルートでは”入山は出来たが、その後の大雨のため、同ルートを下山出来ない”可能性があります(特に23日午後以降)。
滝谷渡渉部ライブカメラをご覧になる際も、架橋のある無しだけでなく、相対的な水量変化に留意して下さい。
本日午前10時50分更新の平常時の水量です。
○ 台風が現在の進路予想のまま日本海を進んで来た場合、22日(日)午後以降、稜線上は激しい暴風が吹き荒れ、行動困難・行動不能状態となる恐れがあります。また、体感温度的にはマイナス下での行動となる可能性もあり、体調不良や道迷いによる登山道上での停滞が生命の危険に繋がります。特に単独行の方は救助要請の遅れが致命的となってしまいます。ヘリコプターによる捜索はもちろん、救助隊の捜索活動も平常時のように行うことは出来ません。
せっかくの連休ですから大勢のお客様にお越しいただきたい思いはもちろんあるのですが、登山の安全を考えた時、入山については少なくとも24日(火)以降、さらに稜線上での行動については理想的には25日(水)以降を槍平小屋からは提案させて頂きます。21日(土)から入山をされる方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、必ず予備日を設けて、悪天候時には山小屋内で天候が回復するまで停滞し、暴風雨の中を行動するようなことが決してないようにお願いいたします。