昨年に、
北浜~淀屋橋辺りのレトロビルを散策し、
大阪中央公会堂の見学もできると知り、
友人が申し込んでくれて
今回行ってきました。
公会堂スタッフによる「館内ガイドツアー」
①ガイドのみ 500円
②ガイドとB1F のレストランのランチ付き 2500円
(おみやげも付いてます)
②ランチつきガイドツアーを頼んでくれてました。
南側の西入口 事務所に集合
まずは、地下1F展示室へ
ここは、自由に見学できます。
岩本栄之助ゆかりの品々の展示、大阪市中央公会堂の歴史、工事など
わかりやすく解説してあります。
岩本栄之助氏は、当時のお金で100万円を大阪市に寄付しました。
今のお金で80憶位らしいですよ・・・😮 スゴ~ぃ
しかし、岩本栄之助氏は、
第一次世界大戦の影響による相場で莫大な損失を被ります。
寄付を少しでも返してもらえば?という声にも栄之助は拒否し、
自らの命を絶ってしまいました。
そしてその2年後の11月に、大阪市中央公会堂が開館したので、
栄之助は完成を見ないまま
39歳の若さで、今世を諦めてしまったのです。
辞世の句
「この秋を またでちりゆく 紅葉哉」
妻への遺言
「株式投資は 自分一代限りとする」
沁みる・・・😢
大阪市中央公会堂は、1918年に開館してから今年で105年
当時、建物の基礎に4000本の松の杭が使われていましたが、
その1本が⤴ 吊るしてあります。
ここから、EVに乗って3F特別室(貴賓室)へ
ひゃ~天井高く、窓も大きくて開放的です。
大きなステンドグラスには、
鳳凰と大阪市の市章の澪標(みをつくし)
天井には、伊邪那岐(イザナギ)と伊邪那美(イザナミ)の二神が、
天津神(アマツカミ)から国づくりのために用いる
天の沼矛(アマノヌボコ)を授かる場面が描いてあります。
まさか、日本神話 天地開闢(てんちかいびゃく)が描かれてあるとは、
想像してませんでした。
そして、⤵こちらに描いてあるのが、
「民のかまど」として知られています。
真ん中の人が仁徳天皇で、
民の暮らしに思いをはせる姿が描かれてます。
上町台地から国を見ると、
かまどの煙が上がってないことに気づき、
これは民が貧しいからであると、
3年間の課税を免除すると仰せになりました。
現代では、かまどはありませんから、
どうやって貧しいと気づいてもらえるんでしょう~?!
なんて、考えてました。😏
床などには大理石が敷き詰められており、
この右下の白いΩみたいなのは、
シマカイヤ(巨大な2枚貝)化石だそうです。
105年時が過ぎ、
周りの景色は随分と変わったことでしょう。
30分ほど特別室の案内をしてもらい、ガイドツアーは終了。
もっと他も色々と見たかったわ~。
16ある部屋は、誰でもレンタルできるそうです。
大集会室(ホール)
このホールも入ってみたかったのですが、入れませんでした
「入りたい場合は、演奏会などがあるので、その時に・・・」
とおっしゃってました。
なるほど!
レトロな場所の演奏会も、いいかも知れませんね。
105年経っても無事に残されているのも良かったですし、
この先も、時代を見続けて欲しいです。
見学終わり、
この後は、B1Fのレストランへ・・・・
おみやげは、クリアファイル貰いました。
*** つづく
*** およみいただき、ありがとうございます。