なれ合い、妥協無しの本音ブログ

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安倍元首相の国葬儀の是非と、銃殺の真犯人説

2022-08-20 13:27:50 | 考え方

【安倍晋三元首相の「国葬儀」(国葬)が、2022年9月27日に日本武道館で営まれることが閣議決定された。費用は全額国費でまかない、無宗教形式の葬儀となるそうだ。戦後になってからの国葬は、皇族を除くと吉田茂元首相だけだった。】出典:プレジデント 2022年9月2日号大前研一

皆さんは国葬儀に賛成であろうか、反対であろうか。当方は反対である。

閣議決定された国葬儀だが、最初に触れておきたいのは銃弾で倒れた後、多くの政治屋どもが言った言葉がある。

「民主主義への冒涜である」、「民主主義の危機」、「これは許されないテロリズムだ」の類。

どれも間違っている。民主主義への冒涜や危機というのは一体何なのか。少なくても山上徹也容疑者が実行犯であると仮定し、(容疑者であって犯人ではない。裁判で有罪が確定するまで容疑者でしかない)彼の供述が正しいとすれば、殺害の理由は単に私怨でしかない。

【世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に関連し、「自分が安倍氏を襲えば家庭連合に非難が集まると思った。母親が(旧統一教会合)に入信し、多額の寄付をして生活が困窮した」「(家庭連合と安倍氏が)つながりがあると考えた】出典:ニッポン放送、ヤフーニュース

どこにも民主主義と関連する箇所が無い。大雑把な民主主義の定義をウィキペディアから引用する。その他のサイトを含め基本的に同じようなものなので代表事例として引用。

【民主主義(みんしゅしゅぎ、英: Democracy)または民主制(みんしゅせい)とは、人民が国または地域の権力を所有し、それを自ら行使する政治思想または政治体制のことである】出典:ウィキペディア

カルト団体の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する恨み、関係性に対する殺害は民主主義と一切関係がないことがわかる。

そして国民はいい加減に、比例代表制という民主主義を語ったゴミ議員排出制度を止めるよう声を上げるべきではないだろうか。海外から他人の悪口を言う下品な人、元アイドルでいい年になっても政治そのものをまったく理解していないとしか思えない意識の欠片が著しい連中が当選できる制度は、完全に間違っている。制度を悪用している政治屋どもがいる以上、止めるべきなのだ。

続いてテロリズムについて。こちらもウィキペディアから引用する。その他のサイトを含め基本的に同じようなものなので代表事例として引用。

【テロリズム(英語: terrorism)とは、政治的な目的を達成するために暴力および暴力による脅迫を用いることを言う。「テロ」と略される】出典:ウィキペディア

テロリズムとは政治的な思想信条による破壊行為なのだ。今のところ山上徹也容疑者の発言には一切それが無いので、テロリズムだテロリストだと大声を出した議員を政治屋と当方は呼ぶ。

マスコミもテロリストと多用したが、民主主義の危機だとか、テロリストだと使った政治屋、マスコミは一切信用してはいけない。どれも注目をひくための手段でしかない。

さて、国葬儀である。まずは皆さん、故安倍晋三が保守だったと思っているのだろうか。完全に違う。首相になったとたん、靖国神社参拝を止めた。何が英霊だ!立場によって行動を変えるのは英霊に対する冒とくである!

政治的発想が自らの思想信条を超えた瞬間だ。つまり本物の保守ではない。この瞬間から彼は落ちたのである。

そもそも自民党は保守ではない。ここを見落としているから全部の発想が違ってくるわけである。

安倍元首相の一連の政治行動を賛辞する人たちは、結局どこかで自分たちにメリットがあった連中であろう。なぜならどう考えても彼はマイナスの方が大きい。生前から疑惑だらけだったのも事実である。それらは数が多すぎて吐き気をもよおす。死人まで出ているのに逃げ切ることしか考えない連中だらけである。

そして安倍元首相の死後、山上容疑者の供述から、今までは隠し誤魔化されていたカルト団体と政治の癒着がどんどんと出てきて、大問題になっている。開き直る議員すらいる。

韓国人が主体のカルト団体であり多額の金が韓国に行き、邪教の典型である箱物に湯水のごとく金が使われている教団。その団体に対し挨拶やら何やらを行い、政治的な協力を求めていることそのものが国益に反しているではないか。野党にも多少いるが、特に自民党が悪の巣窟であり、実は韓国に対しても表と裏があったということで1%も保守ではない。

旧統一教会や公明党というこれまた邪教「創価学会」を母体とする政党と連立を組んで与党であり続ける自民党には、まったくもって保守の要素など無い。

岸田首相は、【世界各国がさまざまな形で弔意を示している。我が国としても弔意を国全体として示すことが適切だ。出典:毎日新聞】と発言しているが、おバカの類であろう。

そんなもの、まったく国葬儀の理由にならない。外に理由をこじつけるのは恥ずかしいことでしかない。

ところが費用で考えたら、世界の重要人物が来るのだからメリットあるんじゃね?と言っている話題のひろゆき氏。金銭の多寡で考えることそのものが歪んでいるのは、少なくても葬儀といっているからである。

それだけの金、個別に税金を使うより数億円の葬儀費用で済んだら安いものだということで、彼ほど元総理の死を軽んじる話もあるまい。当方は安倍元首相に批判の立場できているが、それと人の死を軽んじることは全くもって別である。

また岸田首相こうも言っている。

【8年8カ月という憲政史上最長の(首相在任)任期、民主主義の根幹たる選挙運動中の非業の死、これらは間違いなく他に例を見ないものだ。出典:毎日新聞】

任期が長いことは政治の功績と一切関係がない。利権を保持し、中身は無いがい続ける政治屋どもだらけなのが日本ではないか。

選挙期間中に殺されたからといって、それが民主主義の根幹を揺るがすものではない。政治的背景を持つテロリストが、例えば独裁政権樹立のために暗殺を企てたとすれば民主主義の根本を揺るがすといってもよいが、一議員の地方応援演説に過ぎないのだ。

何でも大げさにいえばよいというものではない。

安倍元首相とは、桜を見る会の明らかなる私物化では、「事実と異なる」答弁118回が有名である。

大阪府豊中市の国有地約8億円の値引きという森友学園問題では「私や妻が(売却に)関係していれば首相も国会議員も辞める」と発言したが、その後、決裁文書を財務省主導で改ざんする不正も判明。しかも近畿財務局職員だった赤木俊夫氏自ら命を絶っている。しかし知らんふりだったではないか。

人として心が痛まないわけであり、周囲がどうであれ直接的な証拠は見つかっていないだろうとばかりにい続けた。

首相としては最も数が多い外遊をしたのも彼である。世界各国に円借款や無償資金援助で金をばら撒いてきた。日本には貧困問題だけではなく、自殺率の高さ、過疎化等とにかく様々な問題が山積しているにも関わらず、どういう神経があれば海外に金をばら撒けるのか。

円借款は貸すのだから回収できるだろうという考えの人は甘い。世界の常識とは借りたもの勝ちなのである。最後は開き直って反撃すればいいだけだ。しかし少なくても借りる段階、無償援助の段階で、それが現在進行形の間は、安倍元首相は海外での評価が高くなって当たり前だろう。

世界的に有名な首相とは、世界的に愚かなまでに金をバラまいたと考えるのが世界の本質的な見方である。皆、口ではそれらしいことをいうが世界政治とはそんなぬるま湯ではない。

アベノミクスという結果として一部の株主だけのための経済政策は日本をまったく改善させなかった。日本停滞の30年はもうすぐ40年になる。

北方領土問題、年金問題、北朝鮮拉致問題は途中で投げ出したとしか言いようがない。

どこをどう見ても国葬儀の理由にはならないのである。

アンケートというのは恣意的に数字をいじっているので基本的に信用してはいけないが、それでも大雑把な目安としては、国民の半数以上が国葬儀に反対しているようである。その数字をなぜ無視して突っ走る、岸田総理?

また、安倍元首相の死はあまりに不自然である。なぜ政府はその問題を追及しないのか、不思議でならない。

【治療にあたった同大付属病院の福島英賢教授によると、安倍元首相の死因は、心臓と、胸部の大血管損傷による失血死だったという。前頸部に2カ所銃創があり、その傷の深さは心臓に達し、心室に穴が開いた状態だった。心臓の傷自体は大きなものがあった】出典:週刊朝日オンライン限定記事

【さらに、福島教授は「左肩の前部に射出口のようなものがあったそこから1発の弾丸が体外に出たのではないか」と話した。一方で、もう1発の弾丸については、「手術中に体内では見つかっていない」とした】出典:週刊朝日オンライン限定記事

となっている。見つかっていないという弾丸。しかしそのようなことで「そうですか」で終わってよい簡単な話ではない。元首相の殺害という「間違いなく他に例を見ない」と岸田首相が本気でいっているのなら、なぜ消えた銃弾を徹底解明せよと厳命しないのだ。

今回は「盲管銃創」があり、その1発は体内に銃弾がとどまっている傷。しかしその弾丸1発が見つかっていないのなら大問題ではないか。体内にとどまっているはずなのに見つかっていないという発表。普通に考えれば「単に無くしてしまった」という解釈になるはずである。では、いつ、どこで、どうやってだ。

救命活動や運搬途中で消えたという説もあるようだが、それなら見つけ出せる範囲にかなり入っているはずだ。

元首相の殺害に関係する弾丸を無くす?そのような杜撰なことがなぜ、許されるのであろうか。

ところが奈良県警捜査本部は消えた銃弾について「捜査には支障がない」としている。この消えた弾丸については、自民党の青山繁晴氏が動画で公開しているが、その後も警察からは正式発表はない。

青山氏の動画ではこのようなやり取りが出てくる。青山氏が「(銃弾を)捨てたのか」と確認すると、警察庁側は「貫通していないが、銃弾はなかった」と返答したという。

会話が成立していないのが分かるが、大事な部分は、病院側は弾丸は無かったと言い、警察庁は貫通していないと言うのだから、つまりどこかで消えているのである。なぜ、ここを政治は追及しないのか。そこに何らかの隠ぺいがあるとしか思えないだろうに。

さらには警察発表では心臓に関して発言が無い。病院側は「心臓の傷自体は大きなものがあった」としているにも関わらず一切触れていないのである。

 

では、巷の真犯人説である。

現場近くの商業ビル「サンワシティ西大寺」の屋上に「スナイパー小屋があった」とする動画やツイートが拡散し、タレントも乗っかっている。動画をいくつか見てみたが、確かに白いテント小屋みたいなものが襲撃時にあり、その後無くなっているのはマスコミのヘリコプターからの映像で確認できる。

白いテントはスナイパーが使ったのではないかという説が出回ったわけだが、ユーチューブ動画をいくつか見て最初に感じたのはスナイパー説「おバカ?」である。元首相暗殺という重大案件で、目立つテントを設置するはずはなかろう。

動画掲載者は皆が興奮して、真犯人説を唱えているが、仮に真犯人がいるとしても堂々とテント設営はあるまい。

結局白いテントは、サンワシティ西大寺を管理・運営する不動産会社「三和住宅」の担当者によると、事件当時はビルの屋上で、排煙ダクトの清掃や点検などのオーバーホール作業が行われた際の作業用のものだったという。出典:BuzzFeed News

また、元首相の演説なのだから、どこから撮影されているのかも分からない状況で、ビルの屋上から狙撃ということは論理的に考えても無理がある。

しかし確かに弾道からすれば、山上容疑者の動画に残っている様子するから不自然な個所が多いのは事実である。例えば一瞬開いて閉じる安倍元総理の右のワイシャツの説明もつかない。

消えた弾丸を含め、様々な疑惑が残されているにも関わらず、まるで何か不都合でもあるのかと問いかけたくなるような国葬儀の無理強いと、徹底解明を指示しない岸田総理大臣。

そしてお茶を濁す警察という構造が、真犯人説を有力化する後押しにもなっていることだろう。

元総理大臣が銃殺された日本史に残る事件。不透明な部分を追及しようとしない政治でカルト教団との関係が芋づる式に出てきた。日本という国は、いつになったら膿を出すことが出来るのだろうか。

安倍元首相賛辞もその人の考えなので結構なことだが、批判があるのも事実。殺害当日から幾日かは多くを語るのは控えた。いかに疑惑のデパートであろうと、少なくても総理大臣まで務めた人が殺された事実は重いので、直後から非難、批判を繰り返すのは日本国民らしくない。

だが、時間が経過したら話は別である。この国の醜さを少しでも改善するためには、真相究明が必要である。

 

しかしこの国には過去に、刺殺された民主党の衆議院議員で故石井紘基(2002年〈平成14年〉10月25日)の例がある。旧統一教会、オウム真理教等のカルト問題だけではなく、何よりも大きいのは特別会計にメスを入れようとしていたのだが殺された。特別会計は日本の巨悪である。

菅直人は石井氏の資料をダンボールで民主党内に持ち帰り、報道陣の前で開封し、この資料を徹底的に調査すると約束したが嘘だった。後に総理大臣(平成22年6月)にまでなっているにも関わらず、問題の本質には一切触れずに今も逃げ続けている。

刺殺から3日後の2002年10月28日に予定されていた国会質問を前に、石井氏は「これで与党の連中がひっくり返る」と発言している。

刺殺の犯人は出頭した右翼団体の男であるが、後にテレビ番組に対し当時は、「でたらめを言わざるをえなかった」、「本当の事を言えば頼んだ人が誰かを言わなくてはいけなくなる」、「殺害を頼まれた」、「それを言えばその人の顔に泥を塗る事になる」としている。

石井氏の指は外部から切断されており、特にいつも持ち歩いていたカバンが現場から消えているにも関わらず、結局は単独犯の個人的トラブル程度で今に至っているのである。

彼のような、こういう本物の政治家はもう見かけない。田中角栄も本物の政治家だったが、明らかに不備があり冤罪であるロッキード事件で有罪となり、寂しい晩年となった。

昭和の当時は無かった嘱託証人尋問による司法取引は完全に違法(日本の司法取引は平成30年から)であり、重要証人であるコーチャンやクラッターに対して、弁護側の反対尋問請求を裁判所が却下していることからも、有罪ありきで手続きが問題だらけという冤罪でとしかいいようがない。

しかし国会議員とは本来、どのような圧力があろうとも大義のためにという、このような生き方が求められるのではないだろうか。

だからこそ、安倍元首相の国葬儀など、論外でしかない。憲法云々、内閣府設置法云々以前に、人として認めることが出来ないのである。

少なくても儀式ありきで突っ走る政権があり、新型コロナウイルス対策もいまだガタガタで長い間何をやっているのだとしか言いようがない愚かさ。

国民は選挙というものを正面から考えてばならないのである。



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