なれ合い、妥協無しの本音ブログ

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再選を目指す人は政治家か政治屋か

2022-05-29 10:38:11 | 考え方

既成政党は与野党を問わず全滅、そう考えている。任せるなら「しがらみの無い新しい党」でなければと。 長く与党をやっている自民党が、日本を良くしてきたのか。いや、していない。

子供たちの将来を本気で考えるのなら目先のニンジンだけを追い続けず、世の中の実態を、本質に目を向けるべきであろう。自分や家族の生活だけを考えていれば、正直どんどんと器は小さくなると思う。そういう人が多くなったから、日本は衰退しているのだ。

日本は諸外国に比べて安全だしマシだと思える人が多いのは、それは先祖のお蔭。過去の人が努力した成果を今、食っているだけだと思っている。昔の人が築いたものを食いつぶしているだけでは。貯金はいつか底をつく。

こちらの表をご覧いただきたい。

国のために戦う意思があるかの国別回答だが、通常は「ある」、「ない」に注目が行く。確かに日本は、国というものを大事に考えない傾向があるのは事実だ。意思表示がはっきりしているドイツ人は「ない」が多いが、恐らくこれはナチスドイツの教育も関係あるだろう。

逆に自国こそ素晴らしいと自己都合の教育が多いロシア、中国の戦う気があるが高いのは、その教えが正しい正しくないとは関係なく、教育が国民にどういう影響を与えるかを示唆しているように思える。

何とも皮肉に感じるが、当方が取り上げるのは、「わからない」が日本は断トツに多いことだ。自分の考えが無いのだ。考えていても答えを出せない。結局わからないでは意見が無いのと同じで、大事なことを考えなくても、答えを持たなくても過ごせていることは、有事には危険だということなのだ。

昨日、今日、明日は違う日だということが分からない。昨日は何もないから今日も何もなく、明日も同じと考えるのは能天気の極致であろう。

昔から平和ボケという言葉があるがよほど痛い目にあわない限り直らないのだろう。 中国が尖閣を取り、沖縄は中国のものだと表立って主張を始めてから気がついても遅い。ちなみにアメリカはどう考えても助けてくれない。特に尖閣については、なぜアメリカ人が血を流す必要があるのか、簡単な話である。

台湾についても、最終的にはアメリカは直接助けることはしないはずだ。理由はこちらも簡単で、アメリカのメリットは何か、それだけである。台湾を死守する意味が無い。冷戦時代よろしく、イデオロギーの発想から抜けられない人だけが、未だにアメリカは台湾を守ると妄想しているのだ。

その台湾も、歴史をみればなぜ中国の一部と言えないのか、不思議でならない。過去に日本も台湾は中国だと認めていたではないか。

デジタル大辞泉「下関条約」の解説
明治28年(1895)日清戦争講和のため、下関で清国の全権大使 李鴻章 りこうしょう と日本の全権大使伊藤博文・ 陸奥宗光 むつむねみつ との間で調印された条約。 清国は朝鮮の独立、2億 両 テール の賠償金の支払い、遼東半島・台湾・澎湖諸島の割譲などを承認。 馬関条約。

日清戦争講和で、台湾は清国から割譲ということは、日本は戦争に勝って台湾を譲り受けたということ。どこから?清国。清国はどこ?中国で最後の王朝といわれているわけだ。日本は自ら、台湾は清国の領土だとしているのに、なぜ台湾は中国の一部だということを忌み嫌うのか、不思議でならない。

個人的には、台湾は何度も行っており、海外旅行のお勧めを聞かれればまず先に台湾を推薦するほど、台湾は好きな国である。しかし個人的感情と歴史の経緯は分けるのが当然のことなのだ。

さて、今回のロシアの行動で、核を持っていれば何でもできる、国連というのはゴミ集団であることが明確に証明された。

また、グローバル経済だと世界一体化を一部の連中がもくろんだ結果、下手をすれば自分に経済的被害がかえってくる事態にもなったということだ。

ところで、日本はアメリカの植民地であることを実感している人はどれだけいるだろうか。占領下にあり独立国ではない。このことに違和感が無い日本人があまりに多すぎる。 北方領土交渉で、安倍元首相が成果をアピールしていたが政治は結果、返還されていなければ彼は失敗しただけである。単純な話である。自称保守が持ち上げるのもいい加減にしてもらいたい。政治は結果である。

プーチン大統領は「日本とは領土問題は存在しない」と言ったとされる。多くの人はこれを、議論する気が無い、あるいは日本から何かを引き出したい、と受け取ったのではないだろうか。しかしである。「独立国ではない日本とは領土という重要な問題を話す意味が無い」ということだったのかも知れない。

日本はアメリカの植民地というのは、言い過ぎではと思うのが甘い日本人である。日本には米軍基地があり、その上空を飛行するのは一定の高さや許可がいる。そして米国軍人の基地内の往来は日本に報告する必要もない。つまり日本ではないのだ。その状態を当たり前だと思うような日本人はもはや、何も考えないで今日、明日のご飯だけという人であろう。

「日米地位協定」や「日米合同委員会」を検索して調べてみればいい。日本は植民地でしかない。

過去に遡れば日本人は好奇心の塊だった民族である。知らないなら知ってやろう、分からないなら分かるまでやろうという根気も強かったと思う。研究心も強かったからこそ独自で価値の高い芸術や文化を生み出した。戦後も根気強さがあったから焦土から復興し、発展もした。

しかしながら、どんどんと日本人の勤勉さ、真面目さ、情、思いやり、そういうものが薄れてしまっていると思っている。

その大きな理由は教育がおかしいからであろう。教育がおかしい理由は教育機関が歪みすぎているからというのは当然だが、根本は政治がおかしいからである。政治がおかしいから日本人としての教育をまともにせず、知識偏重、画一的。

教育機関も本来は政治と同じで公の存在であり、子供たちの未来に関わる重要な役割にもかかわらず、自己保身や職業先生があまりに増えすぎた。教育機関の人間は、愚痴不平不満があるなら転職してほしい。職業先生は子供をダメにするだけである。

そして教育そのものがいつまでも政治や宗教から距離を取っているから、大事なことがすっぽり抜けたままの教育でしかなく、人の心や考え方、あなたはどう思うのかが無い。 政治も宗教もタブー視するのは止めた方がいい。政治なら党是があるし、どこでどういう判断をしたのかがある。宗教も歴史がある世界的なものはもっと正面から踏み込むべきである。

宗教観を抜きにして世界で話をするのはかなり難しい。特定の信者である必要はない。知識が必要なのだ。 たまに歴史は大好きだが宗教は分からないという人がいるが、宗教を抜きにして歴史が分かるはずがない。

単に自己投影して酔いしれるだけの歴史ならどうぞご勝手にだが、宗教を抜きにしては本質が分からないまま酔っているだけである。こういう偏りのある大人を生まないためにも、学校教育でちゃんと宗教は触れるべきなのだ。

政治を教育に取り入れ、あまりに当たり前の自分たちの選ぶ権利と、それぞれ何が違うのかについて教えるべきなのだ。政治を正面から考えるようにならないで、どうやって国や地方が良くなるというのか。

現実に力を持っているのが政治なのに、その教育が無いとはあまりにも愚かではないだろうか。だから違いが分からず、考えることすらしなくなるのだ。

たまにネットでテレビのインタビュー場面をニュースで見るが、感想を聞かれた大人が「美味しかった」、「楽しかった」しか言えない情けない国になってしまっている。

では野党は?正直、政権を取る気は無いと思っている。なぜなら現実味の無い批判を繰り返しているだけで、責任は一切取らないのに議員でいればお金が入る。これ、楽過ぎて止められないのでは。だから野党でいる方が都合がよいから本気の態度が見えない。批判のための批判を繰り返すとは、責任が無いからであろう。

政治の場にいながらコメンテーターをしてお金が入る、楽過ぎてその立場を失いたくはあるまい、それが万年野党。

再びなぜ与党はだめなのか。現に所得は上がらないどころか実質は減少である。先進国で下の方。

物価を考えると、例えばタイは、日本よりまだ安いがマクドナルドは日本よりも高い。タイに限らず、今の日本人では海外でゆったり楽しめないほど差が出てきている。日本が停滞している間に、アメリカや中国も所得は増え続け、もはや勝てない状況だ。その事実から目を背け、数字のトリックで国民を翻弄してきた与党など存在価値は無い。

日本人は周辺アジア諸国を見下す傾向が強いと感じているが、既に周回遅れになっている事を直視しない。

例えば先ほどと同じくタイであるが、大手企業の部長級の年収は日本の大企業の部長級と変わらない。物価が約三倍違うタイなので、日本の大企業の部長職年収が2,000万円だとすれば、タイでは6,000万円もらっている計算になるのだ。

世界的に日本は中国に抜かれ、韓国に追いつかれ。 世界の企業時価総額ランキングで比較すると、日本は衰退しかしていないことがわかる。こんなことでいい国だ、と言っているようでは能天気過ぎだろうに。

今ではトヨタのみとは、惨敗でしかない。

こうして日本は技術力も総合的な力も無くなったのにまだ変なプライドだけ持っている。トップ50に入る力も努力も無いにも関わらず、大企業だけは賃金上昇し、ある意味特権階級化しているわけだ。大企業を除いて給料がまともに上がらず、しかし様々な形で支出は増えている。

エコだ、環境だ、リサイクルだといいながら、拝金主義が実態なので新商品を連発し、少しの変化なのに買え買えと迫る。ゴミを出し続け、さっさと壊れる商品を出して新品購入に強制参入させられ、古いものを大事にしても部品が無い。古くても良いものは良い、気に入っていると長持ちさせようとすると税金が上がる国。

世界では禁止されている添加物だらけの食べ物王国、日本。農薬、除草剤その他、世界は禁止しているものが日本では売り放題。危険なものだらけ。

だから今では国産は危険ということが分からず、それだけではなくアメリカや中国からの輸入品もアメリカ人、中国人が口にしないものを甘ちゃん日本に売りつける構図。危険なもの、そういうことが共通認識になれない。だから世界でトップクラスの癌大国。これが現実。

連立を組む公明党は大衆迎合でばら撒き推進しかない。だから最近は支持母体である創価学会も距離を置き始めたとさえ言われている。 何でも財源が必要となるが、当方の考えはまず参議院の廃止。衆議院も半分でいい。経費は領収書付きの事後清算。身を切る改革をしてから偉そうなことをいえとなる。

ちなみに参議院廃止の意味は、機能していないからである。貴族院の流れをくむ参議院は良識の府であるべきで、利害関係ではなく国のためにその法案がどうなのか、大所高所から判断できる人たちの集まりでなければいけない。それが現実はどうだ、議席が欲しいだけの党利党略の場では不要でしかない。

色々な形で結果として増税の連続であり、所得が上がらないのに増税では生活は苦しくなる一方。それでも日本はいい国だと公言してはばからないのは、現状の政治に迎合する人たち、太鼓持ち、くっついていた方が利益がある人たちだからだと思う。

医師会のような組織や多くの企業、労働組合、どこもかしこも利権でぶら下がっているからこのままでは日本は没落しかないと断言できる。 日本の自殺者は多く、その数字でさえ不審死や変死扱いは自殺に含めないという数字で成り立っている。こんな国に良識があるとは思えない。統計は一番簡単に人を騙せる手段なので気を付けた方がよい。新型コロナウイルス関係も、あちらこちらに数字のトリックがあることだろう。

日本はいい国だを連呼している人たちは、格差社会の上位側か、現実を直視しない人たちだろう。そういう人たちは、自己保身で人を選ぶので、だから日本はいつまでも変わらず、変わらない状態が続くとは結局悪化しているということになる。

誤魔化しと自分で考える力を失った多くの日本人と思えるのだが、ここから本題で再選を目指すのは政治家か政治屋か。 そもそも再選とは、一定年数政治をやっていたわけだ。 大事な部分は、政治は実績で見るしかない。何を言い、何をやったのか。過程は不要である。表に出てくる結果のみ。だから確かな実績があれば、悲壮感を漂わせて票を集める必要はない。

議席を死守だとか、もう一度チャンスをくれだとか、公認がどうだとか、こういう人たちは全員政治屋であり、落選させねばならない。日本人は目覚めないといけない。

実績があるなら堂々と再選を目指せばいい。実績で勝負すればいい。中身が無いから別の理由を持ち出すわけだ。

だいぶ前に新聞の勧誘が来たことがあるが「生活が苦しくて助けて下さい」という。論外だ。中身が良くその値段なら価値があるとなれば新聞を購読するわけだ。こうして情に訴えるやり方は、確実に誤魔化しがある。本質から目を背けさせ結果として再選すればいい、購読してもらえばいいというレベルなら存在価値が無い。

既存政党の多くの人は職業として政治をやっているだけで、まともな立法も質問も無い居眠り政治屋だらけではないか。資金は地元で再選のために使うだけだ。それが現状では?

国会議員なら国を、県会議員なら県をどうしていくか、そういう本来政治がスベキことが無い人たちだらけで、それが政治屋である。

どういう方向であるべきか、そのために何をすべきで何を実行したか。そこを押さえていれば、答えは出てくる。 この国はいい国だという発言は現状維持であり、未来はこのまま続くと思っている平和ボケであり、こういう人たちには公憤が無い。公憤無き人は、絶対に政治をやってはいけない。

職業として政治を選ぶ人たちには、間違いなく公憤は無い。 政治家が儲かる職業であってはいけない。様々な優遇は仕事のためにあるのに、経費誤魔化しのオンパレード。ミスがあったではすまされない真剣さが政治には求められる。方向性に関わる、世界ともつながりがある政治だからこそ、ちょっとのミスを見逃すのはダメなのだ。

儲かる職業ではなく、それだけ高度なことをやっているのだから、高額の報酬が当然となればいい。ちゃんと国民が審査し、政治屋ではなく政治家が当選していれば高い報酬にするべきなのだ。

女性スキャンダルや不倫、そういうものはどうでもいい。ハニートラップでなければ本当にどうでもいい。人格者でなくてもいいのが政治である。なぜなら結果を出せばいいだけだからだ。犯罪を犯しても結果を出せばよいということを言っているのではない。異性のことで肝心の仕事が滞ることこそ問題だと言いたいだけである。

また、芸能人の話を含め、そういうネタで楽しむのはゲスの極みで、そういう人こそ品性が低いだろう。他人のプライベートを、匿名に隠れて批判する連中はあまりに下品。 世界には一夫多妻制、逆に多夫一婦制というところだってあるし、過去の日本では愛人、妾は普通のことだった。

知りもしないのにこういう部分だけ変な道徳論や宗教観を出すことの方が下品に見える。普段からの信仰心は無いのに、年末年始や人間が考え出したイベントで神仏に頼るのも情けないが。

話を戻して、税金をもらうだけの政治屋は、地位や名誉で喜び、中身が無いのに大臣になりたがっているようにしか見えない。内閣の一員で、原稿を見ないで自分の言葉で最初から最後まで話せるだけの、知識と熱意のある人はいないのだろうか。一人もいない。だから政治屋なのであり、それを選んでいるのが国民だから、当然衰退するしかない。

教育も政治もだめ、企業は技術力が無くなり新しい道を開けず、株主の顔色を窺うだけだから、どこに繁栄の要素があるというのか?

このままでは、日本人がまだ歪んだプライドや過去のカビの生えたイメージで日本品質だ、日本はすごいのだと己惚れていても、やがてはアジアに出稼ぎしないと金が稼げない落ちぶれた国になることだろう。

諦めてどこも同じだ、誰がやってもダメと考えて政治を動かさない人が多くなれば、それこそ団体票を持っている党が有利になり、ますますバカをやる。 年寄りだらけの政治では、今の我が世を楽しめばいい、後のことは知らん、という逃げ切り老害に食われているだけが続く。日本を衰退させている与党はダメ、野党は何も結果が無いで税金を貪っている。

成果が無いことを恥じない野党議員は、なぜ辞職しないのか。日本の美徳は恥にあるが、コメンテーターは自分たちの為さぬ罪が全くわからないだけ、落ちぶれている。いや、その立場が美味しいから話を逸らし、与党が悪いとして生き延びているだけだ。それなのに、当選させる情けない国民という図式。

新しい情熱ある風、世界情勢、歴史を含めた豊かな知識、社会に対する問題意識、都合の良い話をしない現実に即した視点で物事を語る、しがらみ無き政治が望まれると、当方は思う。



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