われもこう(吾亦紅)便り

気ままにゆっくりと

里芋の煮物

2022-10-31 09:15:01 | 日記

50年以上も前、結婚して初めての8月のお盆休み、

夫の生家に帰った時のことです。

姑が畑から里芋を掘って来て、じゃかいもと一緒に煮てくれました。

とても美味しくて、大勢で食べたのであっという間になくなりました。

それからずっとあとになって、わたしも主婦修業を積み、

食べ物の旬が多少解るようになったとき、はじめて気づきました。

8月は里芋はまだまだ小さく、普通だったら煮物になんかしないのに、

わたしを歓迎してくれるための心のこもった煮物だったのです。

そんなことも気づかぬなんと愚かな嫁。

気づいた時にはもう姑はいませんでした。

毎年、里芋の旬の季節がきて、皮をむくとき、

姑を懐かしく思い出します。

写真の里芋は隣家のご夫婦が家庭菜園で丹精込めて

育てた里芋です。量を増やすため大根も一緒に煮ました。

きっとお義母さんもまだ育っていない小さな里芋の量を

増やすためにじゃがいもを入れて煮てくれたのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 講座終了 | トップ | バラがきれいに咲きました »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (endoh)
2022-10-31 17:33:20
里芋の煮物は大好きな料理の一つです
返信する
わたしも大好物 (yasuba-ba)
2022-10-31 20:02:47
里芋の煮っ転がし、我が家では冬の定番の煮ものです。
あと、けんちん汁の中にいっぱい入れます。
あ、明日の夜はけんちん汁作ろう
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事