今年は3月に入ってから何度も寒波に覆われ、暖冬少雪と言われた割には残雪量は例年と同じくらいの現在です。ホワイトロードは1.0~1.5mぐらいの残雪に覆われていました。しかしながら、例年大量の雪崩で埋まる谷には全く雪崩の痕跡も有りませんでした。至って穏やかな冬だったようです。
さて、中宮温泉の方はどうでしょうか?くろゆり手前の斜面では最近雪崩が発生したようでアプローチ入口が少々雪崩で埋まっていました。建物は屋根雪が落ちて1階窓枠上まですっぽりと雪に埋まっていました。
最も重要な温泉は大丈夫でしょうか?引湯管は冬季の雪崩被害に遭わないよう谷を渡る部分で取り外しているし、引湯管の温泉成分による詰まりを防ぐため、にしやま旅館さん脇で取り外しています。源泉からここまでも冬季間の詰まりは防げないので、やや湯量は細くなっていますが熱々の源泉が流れ出していて一安心です。ここまで除雪が完了するのは4月中旬の予定ですが、源泉からくろゆりまでの引湯管内部の清掃を行いながらGW直前の再開まで鋭意準備を進めたいと思います。
ご注意:ブナオ観察舎ゲートから先では、土砂災害及び斜面崩落復旧工事が行われています。また、三ッ又発電所から先は気温が上がると雪が緩み、益々雪崩や落石の危険性が高まります。安全に通行出来るGWまでは徒歩などによる通行はお控え下さい。