TaizanのWhite Mountain

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大雪山系 黒岳&十勝岳 山スキー日記

2023-12-09 | 日記

初冬の北海道でシーズンイン。まだ雪不足だったが十勝岳は天候にも恵まれ、とても素晴らしい景色と雪を体験できた。

       

初日は層雲峡から黒岳を目指したが、朝から上空はかなりの風があるようで、雲の流れが速い。ロープウェイは8:00始発、その上のスキー場は9:00運行開始なので、テンションが上がらないまま準備を進め、スキーにシールを貼って登り始めたのは10:00過ぎ。時折雪が舞い上がり地吹雪の合間に薄日が差す。9合目を目安に氷結斜面手前で登攀終了。固くパッキングされた斜面を安全に降りる。吹雪の合間に特徴的な岩山の稜線が見えたので満足する。

   

旭川へ向かう途中、この日パン1つとウイダーしか口にしていなかったので、上川の街中へ立ち寄る。あさひ食堂というお店に入ると、この地域では名店らしい雰囲気。しかしその向かいにある「沢野オート」の方が味がある店構えで、ラーメンをすすりながら昭和の自転車屋といった風情の有る佇まいを眺める。この時期の北海道の日の入りは早く16時には日没。旭川は北海道第2位の都市だそうで綺麗で活気があった。

           

翌日は美瑛の望岳台から十勝岳を目指す。途中美瑛富士からのご来光(-9℃)登山口の望岳台から大雪山系の山々の見晴らしは素晴らしい。旭川方面は濃霧に包まれたままだった。斜面の雪質は避難小屋前後が素晴らしかった。この日は別に3人のグループ、単独3名のスキー、スノーシュー(吹上温泉から)が居た。グラウンド火口に登り上げる斜面は氷結。上に出たら強風で雪も飛ばされ岩だらけでスキー歩行は不可能だった。

 

小松経へ戻る飛行機の窓からは立山連峰の向こうに富士山。いよいよ着陸態勢に入ると翼の上に白山が現れた。小松は異常に暖かいと感じたし、この時期には滅多に無い黄砂も降ったらしく、フロントガラスが汚れていた。北海道も雪不足なので、安心して年末年始を過ごせるよう、クリスマスまでに寒波が来て欲しいと願う。



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