昨年より北部白山を歩かれる登山者が急増している。これは大変良いことだが、多人数のグループによる山行計画に避難小屋を使うのは考え物だ。北部には野営場が無く国立公園計画に問題があり、以前からテント場を北部に設けるよう要請しているが、実現していない現状。であれば、緊急避難的に避難小屋周辺にビバークすることは認めて良いと考える。この4連休もかなりのグループが北部各所を縦走する計画を聞いている。小桜平であれば小屋前の広場、ゴマ平は小屋前の平地又はゴマ平園地(かつての護摩堂跡:避難小屋より50メートル下方の谷側平地)、奥長倉避難小屋は裏手広場(草刈済)に緊急的避難的にビバークするのは、密を避ける意味でもOKであろう。北部を歩かれる方は長丁場のため、予期せぬトラブルに遭遇するかも知れない。是非ツェルトを携行し、自身の身の安全の確保に努めて貰いたい。
奥長倉避難小屋の前方角に雨水集水バケツを設置した。トイレを汚した場合など小屋の清掃水として利用して欲しい。使用後は必ずこの位置に戻して欲しい。奥長倉避難小屋の場合、屋根の形状が特殊で雨どいを設置できず、唯一この場所がピンポイントで雨だれが落ちる。
加賀禅定道は天池周辺に雪渓がまだ残っている。油池から下方100m強には谷に秋でも涸れない湧き水がある。
小桜平には玄関から広場テーブル奥方向に湧き水が有り、小屋に設置してあるヒシャクでくみ上げられる。見返坂上の清浄ヶ原手前には雪渓が有り利用できるだろう。
ゴマ平は小屋の裏手(北縦走路100m弱)に芳醇甘露な十分な湧き水がある。
三ノ峰には避難小屋玄関を出て岐阜側下方にまだ僅かに雪渓が残っている(17日、土曜現在)
避難小屋を出る時はゴミを残さず、次の利用者に配慮して退出して欲しい。
>緊急的避難的にビバークするのは、
>密を避ける意味でもOKであろう。
これはダメです
自然保護センターに質問したことがありますが
小屋に人が多いとき外でテント泊は禁止だそうです
実際に問い合わせをすれば同じ返答がくると思います