中宮温泉の泉温は63℃です。これに因んでこの程、⑥月の③日曜日を「中宮温泉の日」に制定することと致しました。令和に入り度重なる通行止めやコロナ禍で中宮温泉もすっかりその存在感が薄らいでいますが、この間も温泉は変わること無く絶えず湧き続けていました。飲泉許可を受け、胃腸疾患に効能が認められた温泉は白山のお宝です。中宮温泉の日は通常700円の入浴料を500円でご利用頂けます。またこの日の売上は全額能登震災の義援金として寄付させて頂きたいと思います。白山の水は鶴来浄水場より水道水として、能登島まで送られています。このように白山と能登は強い繋がりを保っています。中宮温泉は現在当館くろゆりと老舗のにしやま旅館のみ営業中ですが、ぜひ皆様のご来場をお待ち申し上げます。
かねてからご案内している北部白山登山プランの準備を進めていますが、写真の車が配備されました。コロナ感染予防対策の影響で実施が遅れていますが、10月より運行すべく鋭意準備を進めています。この機会に紅葉の白山縦走をご計画下さい。この企画は北部縦走の際、下山口に予め別の車をデポしておくという面倒さを無くすため、北陸地域づくり協会の助成を受けて、当館と北陸先端科学技術大学院大学の共同企画で実施する社会実験でもあります。より多くの利用者のご意見をまとめて反映させ、この地域の観光振興に寄与できるものと考えています。運行回数は少なくなりましたが白山登山バスを利用し、（自家用車で瀬女道の駅→金沢駅発の白山登山バスに瀬女から乗車→白山室堂や南竜山荘泊も絡めながら）北部登山道を縦走するという新しい白山の楽しみ方をご提案するものです。もちろん当館をBCにして北部各登山口にも行き来が可能になり、登山スタイルは個々の自由に計画することが可能です。まだ10月の週末（10/16まで）の予約には十分空きがございますので、ふるってご利用をご検討下さい。
10月にはコロナ感染拡大も落ち着き、営業再開できることを願って居ります。引き続き感染対策には留意して参りますので、館内でのマスク着用や検温、消毒、レストランご利用時間などにご協力をお願いいたします。
くろゆり号巡回ルートのリンク
登山口送迎サービスのご案内 – 白山での登山やハイキングを計画中の方へ (hakusan-project.com)
白山登山バス（金沢駅→瀬女→市ノ瀬）のリンク
ホワイトロードの土砂崩れ区間が仮復旧して、関係者だけがパトロール車の先導付きで通行可能となった。壊れた雪囲いの補修など冬支度のため中宮温泉に行き来しているが、先日の強風で周囲の山々は葉っぱが吹き飛び、いよいよ冬の装いだ。
コンコンと溢れ出す中宮の温泉は、今シーズン誰にも利用されずに湯けむりを上げながら渓流に流れ落ちている。何と勿体ない。
帰りは昨日からOPENしたブナオ観察舎に寄ってみた。
工事の関係でゲートが閉じているので、ここからは観察舎まで徒歩約5分。
本来は野生動物を観察する望遠鏡で工事現場を覗いて見た。新たに頑丈なコンクリートのトンネルが設置され、まだ土砂が大量に残っているのが見えるが、来春GWの開通に向けて工事中。２年連続同じ場所での土砂崩現場。三度目の正直、無事来春を迎えられるように祈る。
土砂崩れのため、ホワイトロードは石川県側が全面通行止めとなっている。そのため登山口にアプローチ出来ないのでゴマ平から下は通行止めとなっている。（ゴマ平から北縦走路へは通行可）通行止めとは言っても草刈など最低限の整備はしないと来年藪に阻まれてしまうので何回かに分けて整備しているが、この区間は特に原生林の巨木がひしめく地帯で秋が特に良い。今年は通行できないが作業中に出会った幻の風景を紹介したい。来年は中宮温泉を絡めてぜひこの風景を実際に楽しんで欲しいと願う。
どこを切り取っても絵になる中宮道下部の巨木の森。
登山口より0.8キロ登った地点から見下ろす中宮温泉くろゆり
背後の山々の紅葉は２週間ほど先となる。来年ホワイトロードが再開したらぜひともお越し下され！
２月に発生した土砂崩れの瓦礫が先週ようやく除去されて、一時的に中宮温泉に工事車両に同乗して中宮温泉に行くことが出来ました。梅雨も8月まで降り続く長雨で、湿気によるカビの発生が心配でした。玄関から浴室に続く絨毯の一部にカビが発生しているものの、2階客室は湿気が少なく全くカビも有りませんでした。寝具も大丈夫でした。道路はまた工事のため秋まで通行できなく成るそうです。次は清掃とカビ防止処理をしたり、冬籠りの点検をしたいと思います。
建物を通気乾燥させている間に源泉に行って湯温、湯量などを確認しました。（冬期はパイプを源泉で外しているので、くろゆりまでは届いていません）胃腸に良いとされる塩分とミネラルを含んだ独特の味わい。五臓六腑に染みわたりました。温泉も各所で谷川に流れ落ちていて勿体ないことです。（涙）工事が進んで関係車両がまた通行できるようになったら、何とかこの源泉を運び出して必要とされている方に、道の駅などでお配り出来ないか検討中です。
続いて中宮道登山口から焼畑跡地の草原を通り抜ける区間の草刈です。通常年3回は草刈しないと草に覆われる区間は、この時期まで放置するとご覧の状態です。全く道跡も残っていませんし、イノシシが暴れ回り登山道を掘り起こしています。今年は通行止めになっているゴマ平から下部も維持管理のため草刈する予定ですが現在の所はどうなっているか不明です。
中宮温泉から0.9キロ地点のくろゆりを見下ろすこの地点からの眺め久しぶりです。秋の紅葉に包まれると絶景ポイントですが・・・。
駆けて来た2頭のニホンカモシカが10m手前で急ブレーキ。私に気付くとしばらくキョトンとした目つきでこちらを観察。ダッシュで逃げて行きました。人の居ない中宮温泉は野生動物の楽園となっていました。
雪の少ない冬、蛇谷に暮らす動物にとってはどうなのだろうか。
最近中宮道を登り始めて直ぐの焼畑跡地の草原を大規模に掘り起こしている奴。大型の単体だったが物凄い勢いで崖を駆け下り川を渡ってこれまた猛スピードでこちら側に登って来た。何かに驚きパニック状態。こういう時はこちらの姿を見られる前に視界から消えた方が良いので一目散に逃げる。山で一番怖いのは見境の無いイノシシだ。
空には悠然とつがいのイヌワシが何度も姿を見せた。何気ない冬の一日、蛇谷の川のように静かな時間が流れていた。
石川県側の土砂崩れによる通行止めは７月中旬までずれ込むようですが、６/７（金）はホワイトロードの冬期通行止め解除に伴い、岐阜県側からアプローチできるようになりました。この間くろゆりでは新メニューを開発し、開業準備を続けて参りました。源泉かけ流し（自然湧出、加水、加温無し）、 温泉も100%ＥＣＯ、食事も胃腸に良い温泉をふんだんに生かした化学調味料を使わない健康食。宿泊、日帰り入浴＆ランチでお越しください。（写真はクロモジソーダ:天然の清涼飲料水）
くろゆりホームページ：http://spa-kuroyuri.jp/
先週から関係者のみ、工事作業時間外に通行が許可されたので、準備作業に行き来している。
背後の岩山（猿ヶ浄土）や周囲の山は新緑が眩しく山桜も山肌のアクセントとなって美しい。
登山道も少し歩くと、いつもは雪崩で6月まで埋まっている谷も殆ど雪が無い。クロモジの花が咲き、登山道両側はカタクリで埋め尽くされていて登山口より0.8km標柱から見下ろすエンジ色の屋根のくろゆりは、ポツンと周囲の山々に囲まれ小さな存在だ。
爽やかな風が通る蛇谷川の流も清々しい、良い季節だ。
例年なら、そろそろ開通する中宮温泉までのホワイトロード無料区間は、復旧工事のため未だ通行止めが続いている。しかし工事を行っていない時間帯だけの通行が認められたので様子を見に行って来た。昨年は軒下まで有った大量の雪は僅かに消え残っているだけで、今年の降雪量が極端に少なかった事を物語っている。周辺ではブナが芽吹き、山桜が咲き始めていた。こんなに新鮮な春の風景を皆さんに見てもらえないのは非常に残念でならない。ＧＷ明けに工事の見通しが発表されるようで、通行止めはまだしばらく続きそう。
普段では到底この時期には入れないが、雪が少ない年末となり、中宮温泉の点検に出掛けた。冬期はくろゆりまでの引湯管が雪崩で破損するので、取り外して融雪に利用されている。春までこの湯に浸かれないのは勿体ない話である。
紅葉の季節も終わり、雪を待つばかりの冬枯れの山に雲間から差す日差しが暖かく、そんな風景を湯船から眺めるものまた格別である。
4月28日より7か月足らずの営業を続けてきた湯宿くろゆりは、明日18（日）の日帰り入浴（16：00まで）で今シーズンの営業を閉じる。
今シーズンのご来場に感謝し、14：30からはレストランにてミニコンサート開催の予定！
週末はやはり雨模様だったが、艶やかな光沢を放つ紅葉の風景も深いものがあると感じた。中宮温泉周辺まで紅葉が下りて来て今週末は最高潮になるだろう。今週は寒気がずっと居座る予報なので、紅葉も一気に進むだろう。いよいよ雪のシーズン到来を感じさせる。中宮温泉湯宿くろゆりの営業もあと半月あまりになって来た。湯船で温まりながら眺める猿ヶ浄土の岩山も今が一年で一番素晴らしい。
加賀禅定道は檜新宮からハライ谷登山口までの下部が紅葉に包まれている。
くろゆりのお湯は、自然湧出、加水、加温無しの空冷で湯船に届ける完全なる天然かけ流し。胃腸に良いとされる温泉は、炊飯など全ての調理に活用。食材は極力手の届く範囲で調達。いよいよ味覚の秋、今年も森の恵みを授かる事は出来るだろうか。
いよいよ15(日)13:00より毎年恒例のリピート山中太陽のライブが中宮温泉湯宿くろゆりで開催！
夏山シーズンの景気づけに山の歌を歌いましょう。
