写真は30年近く前から雪山で使っていたジルブレッタ404です。この頃は今では見かけなくなった細板にその幅にも満たない長細いシールを貼って歩いていました。それ以前はと言うと、このような道具も手に入らず、ゲレンデスキーとブーツをザックで担ぎ、長靴で加越国境の山々を滑っていたことを思い出します。その頃バックカントリーという言葉は無く、春スキーと言って麓のスキー場が閉鎖してからが山スキーシーズンでした。当然1月や2月の厳冬期に取立山に入る登山者さえ居ませんでした。近年では、晴れた日の取立山登山口には平日でも国道まで登山者の車が溢れかえっています。道具が進化しても、ビーコンやココヘリや山アプリがどんなに進化しようと、降雪→雪崩という自然現象が制御された訳ではありません。十分注意して雪山を楽しんで欲しいと思います。
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