虫の音が秋の深まりを感じさせます。
ブラックバス
スズキ目・サンフィッシュ科の淡水魚のうち、オオクチバス属に属する8種(11亜種)の魚の総称。
原産地の北米では、五大湖周辺からミシシッピ川流域、メキシコ国境付近までの中部及び東部、フロリダ半島などに広く分布し、気水域でも生息可能である。
日本ではオオクチバス・コクチバス・フロリダバスの3種が外来種として記録されており、このうちオオクチバス・コクチバスは特定外来生物に指定されている。特に日本での分布が広く個体数が多いオオクチバスを主に指す場合が多い。しばしばバスとも略される。かつてクロマスという和名で呼ばれたこともあるが、サケ科のマス類と混同されやすいためその呼称は現在では使用されていない。ブラックバスという呼称自体はもともとコクチバス(スモールマウスバス)の幼魚期の体色が黒いことから慣習的に呼ばれるようになった名称である。
食用にもするが、主にゲームフィッシングの対象魚として世界的に人気が高い。ブラックバス釣りの愛好家は「バサー」や「バス・フィッシャー」、「バス・アングラー」などと呼ばれる。
尚、オオクチバスが世界の侵略的外来種ワースト100に、オオクチバス・コクチバスが日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。
1925年、実業家の赤星鉄馬がアメリカのカリフォルニア州(Santa Roza)からオオクチバスを持ち帰り、箱根の芦ノ湖に放流したのが最初とされる。(約90匹)。これは食用、釣りの対象魚として養殖の容易な魚であることから政府の許可の下に行われた試みだった。但し、カリフォルニア州に自然分布しないことから、別な場所で採集された個体がカリフォルニア州を経由して移入されたものと考えられる。
1970年代になって急速に全国に広がり始め、現在は全都道府県で確認されています。
魚・エビ・虫・イモリ・カエルなどいろいろなものを食べます。
産卵期は4~7月で砂、砂利などの湖底にオスが巣を作り、そこにメスを誘い込んで産卵します。湖底が泥地の場合は木の切り株や水草の茎が産卵床になることもあり、稚魚は2~3㎝までは雄親に保護されます。
オスはメスが産卵した卵を外敵から守ります。コイ、フナ、ウグイ、ブルーギルなど多くの魚がバスの卵の外敵となりえます。
現在881種 42578匹