診療室でいろいろと話をしているとわかります。
みんな歯に真剣ですよね。
しかし、どうもうまくいっていない日本の歯科医療システム。
これからしばらくこの話をしていきたいと思います。 なにが、うまくいってないかというと、ズバリ進歩がない、、
まず、、
さらには患者の要望に対して、
医療機関の方が追いついていないというような現状があります。
歯は正しい知識と正しい口腔環境を手に入れれば、残せるのですが、ほぼ知られず、さらには安売りによる質の低下が、懸念されます。歯医者が新規に開業すると最近の流行は、
差別化ってことで、
激安セラミック、激安インプラントするのが出てくるわけです。
それはそれで助かるっていう人がいるから、
それはそれでいいんだけども、
でも、みんながそっちいってもよくないですよね。
たくさん歯医者がいるなら治療の水準、
レベルが上がっていかないと
いけないのですよ。
だって、医療なんですから。より良いものを求めていけばいいのですよ。
しかし、そこに頭使うんじゃなくて短絡的なところを選ぶんですね。
他の商売から影響受けすぎ。
するとどうなるかっていうと、そのとばっちりを患者さんが受ける。
まあ、10万のセラミックが半額ならいいかとか、やっちゃう人いっぱいいるわけですよ。
それで、歯が壊れたり、痛かったりしてもう一回行くとみんな嫌な顔されて、悩んじゃうんですよね。
でも、それはよーく考えてみるとわかるよね。
よくある セール品は、返品お断りだし、
なんだったら洋服のお直しはセール終ってから、しばらくして持ってきてっていうではないですか。
修理代も払うしね。
それと、同じで
壊れたとか、痛いとかいってクリニック行くと、安売りさんはこれとおなじで、交換お断り状態なわけなんですよね。
でも、歯医者だけにあんまりこういうの露骨に言えないからぐたぐたなるわけですよね。
だから相談多いんですよ。
自費で安く入れたんだけど問題あって。。。という人。
見た目は銀歯無くってキレイ!ってなっても、それは数年だからね。
インプラント安く入れてよかった!入ってなんでも噛める!!
っていっても、また他の歯がわるくなってやる羽目になる。
こういうのなくしてかないと
日本人の歯は減る一方だよねー。
だからやっぱり医療は、品質を求めるべきではないですかね。