治療の繰り返しから卒業。池袋同仁歯科スタッフブログ

実は生涯歯を残すことができる。一本の歯でなく、トータルでみて総合治療。歯の情報近況など発信中。

審美歯科の危ない方向性

2006-07-25 | このところの記事
予防歯科を中心とした、審美歯科、かみ合わせなど
の相談はあとを絶ちません。
土曜日、夜間はとくにご迷惑をおかけしております。


先日相談にこられた方のお話をおききして
正直おったまげました。


『先生、私は前歯が気になるのです。』


『そうですか~。いつぐらいからでしたか?』

『いや、先生っ実はつい最近なんです。人に言われました。
そう言われると気になって、気になってしかたなくて。』


『そうですね。毎日見てるとあたりまえになってしまいますからね。
教えてくれる人がいてよかったですね。』


虫眼鏡でみないとわからないことを100倍ぐらいオーバーに言う人から
誰が見てもわかることを言う人まで気になる尺度は個人差が
あるわけですが、この方の場合は妥当な『気になる』だと思いました。


話はこれからですよ!


『先生、実は前の歯医者さんでは、○○さんはどういう方法でしたいの?と
聞かれまして、
決まってませんといいますときめてから来てください。と言われてしまったんです。』

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ほんまにびっくりですわ。

素人の患者さんが治療法を決めて、それを歯科医が『わかりましたー』と
引き受けるのでしょうか。

ちょっと気をつけないと、審美歯科の方向はちょっと危険な方向にいってるかもしれません。

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