★5年前のFBへの投稿原稿を一部紹介します★
現在Facebookで“若き経営者・起業家を支援し会話する会”を主宰していますが、私の人生経験を生かせる質問や会話が殆ど無く寂しい思いをしています。
私は、シャープ入社後、富士フイルム、キヤノン、日本システムウエア等の会社を歴任しました。30年間は、映像技術を担当し多数の特許を出願しましたが、出願した特許(250件ほど)の多くは、企業防衛特許でもあります。当然攻撃特許も存在し これにより企業は数百億円の利益(当時)を得た事も事実です。発明者への報奨は、発明考案賞や功績賞で1%以下の報償金が与えられる程度です。
最近、通産省では、特許は全て企業の所有とすべきとの方針が出ましたので、今後優秀な人は、早々にサラリーマンを止め 自分の目指す新規事業を起業したほうが人生を謳歌出来ると考えます。一流企業といえど所詮サラリーマンです。
起業に失敗することも有るでしょうが、人生に対する生き甲斐・やりがい・夢は、計り知れない大きなものです。20代の内にベンチャー事業を立ち上げ、悠々自適な人生を選ばれることをお勧めします。
2013年8月12日FB投稿
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5年前のFBへの投稿原稿を紹介しました。
参考までに1975年頃迄(約45年前)の家電業界の特許報奨金制度を紹介します。
A:特許報奨金は、
特許収入の最大1%とする。(年度ごと)
(東芝、日立、シャープ、他)
B;特許報奨金は、
Max100万円/年(東芝、日立、他)
Max 10万円/年(シャープ)
シャープは、A,Bの規定で、少ない方の金額で抑えられます。
従い私の場合、特許報奨金は年間最大10万円でした。
(大卒初任給と同じ程度?)
シャープでは、Aの規定で報奨金を計算するのが会社始まって以来の事でしたので、Bの10万円規定を超える事を考えていなかった様です。
後に、余りにも少ないので特許部が他社並みに変更すべきと、社内規定を10万円⇒40万円に改定してくれたことを思い出します。
それでもまだ、シャープは報奨金制度基準に於いて一流企業の仲間入りができていません!
特許制度は、まだまだ不十分でしたが 私は会社に不満を持ったことはありません。
なぜなら 私は入社以来好きな研究開発テーマを担当させてもらったからです。
又、それにより数々の特許を出願することも出来ました。
当時の早川社長、佐伯社長(2代目)及び開発部長に感謝します。