数年前よりN_Minouraの特許調査をしていますが、最近グーグルのデータベースの内容が変わりましたので再調査をしてみました。結果は、下記表の通りです。
2019年4月8日に報告致しましたDataに比べ出願件数がかなり増えていますが、グーグルのデータベースの管理手法と日本の特許庁管理手法の違いで発生しているのではと考えています。
昨年の特許調査報告では、日本の出願件数が100件程少ないとコメントしましたが、今回の調査では、丁度2倍の数字になっています。138件⇒276件
これは、グーグルの検索手法に問題が有るか?特許庁のデータベース管理・検索手法に問題が有るかだと考えます。基本的にダブルカウントしているようです。
国際的なデータベース管理が望まれます。
尚、特許には、それぞれ固有の登録番号(特許受理番号)が設定されています。
一方、EUの特許管理に関しては、EC時代にはドイツ、フランス、イギリスなど 各国に申請していましたのでEUになっても同じ管理と考えていましたが、グーグルのデータベースでは一括管理の様にも見えます。
理解出来ない管理状態になっていますが、私の勘違いでしょうか?
調査報告書の欧州欄(EP)81件の中にフランス(FR)4件が含まれていますがドイツ(DE)50件は含まれていません。どういう事でしょう。再調査が必要です。
尚各特許には、固有の特許管理番号が設定されていますので、管理番号で検索すれば特許本文を確認する事が出来ます。興味のお有りの方はご覧下さい。本文には、特許の具体的な内容、特許請求範囲(クレーム)、当該特許技術の具体的再現方法等が書かれています。
グローバル特許検索システムGoogle Patentsへの要望
各国の特許検索システムはそれぞれ上手く機能していると思われますが、英語で総ての国の特許検索・調査・分析を行う事の出来る検索サイトは私が知る限り数社しか有りません。その中で操作性に最も優れているのはGoogleだと考えています。
色々改善すべき所が有ると思いますが、世界を鳥瞰する特許データシステムを是非完成させて頂きたいと思います。期待しています。
更に無料の検索サイトで有ることは、この上もなく有り難く感謝しています。
それでは・・・
(2020年12月3日補追)
(関連投稿)