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「歎異抄」の悪人正機を解く

2019年06月19日 | 教育・教養・宗教

昨今(川崎で起きた事件以降)TVや新聞など報道は大騒ぎしたが、解決策を見出せていない。今の日本社会の人間研究が800年前の親鸞より劣るからである。

 

歎異抄の悪人正機を紐といてみよう。

「善人なをもて 往生をとぐ、いはんや悪人をや」から始まる一説

 

社会の人は、どうして悪人を救うのかと言うが、悪人こそ救われるべきである。

悪人を救おうとしない社会には事件が起こる。

親鸞は、800年前にこの世捨て人とも呼ばれる人を救おうとしてきた。

 

自力本願の善人(強い人)には、仏の救いなど必要ない!自力で納めるべし。

他力本願を求める悪人(弱い人)こそ、仏の救いが必要なのである。

 

社会で悪人と言われる人こそ救わないと、大事件に発展する。

これが現代真宗の“こころ”である。

 

本当は、何でも自力で出来る強い人こそ「歎異抄」を学ばなければ社会が壊れる。

他力本願の弱い人を研究すべし。

 

2019619日 現代真宗研究会  高田白道

 

 



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