10万円の給付金もまだだというのに。
四頭の青虫のうち、最後の一頭が
ついに蛹への道を歩み始めた。
左上に茶色の蛹が1頭。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/47/44b5cd2c4e87caf091801717a764db22.jpg)
先に蛹になった三頭は、いま静かに羽化の日を待っている。
やれやれ、子育ては一段落ついた。
ちょっと寂しいけど、あとはこの子たちの
旅立ちを待つばかり。
熱いほうじ茶を手に、感慨深く山椒の木を眺める。
その時、見つけてしまったのだ。
ほんの二ミリ程度のこの子を。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/42/f7faa2d7e694a64d0f2024e91cc1f7b2.jpg)
え? うちの山椒にいつのまにか揚羽蝶が飛来してたの?
いまいる四頭は他所から保護してきたもの。
ここで生まれた子はいないと認識してたのに……。
あわてて点検してみれば、さほど大きくもないプランターの山椒に
ざっと見つけただけでも、まだ青虫未満の幼虫が9頭も!
いや、幼虫だけじゃなくて卵も!
葉の端っこについている小さい黄色いの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/5c/0b9ee3441c0630d89e8a10153172e9ab.jpg)
この調子ではこれから少なくとも
10頭余りの(たぶんもっと)子ども達を、
青虫、蛹の段階を踏んで蝶へと育て上げることになる。
足りない。どうみても餌が足りない。
山椒はネットで買うとあまり良くないのが来るから
どこかの花屋でなんとしても見つけてこなければ。
大きめのものをあと2鉢……それで足りるだろうか。
いや、問題は既存の山椒にも、あらたに購入した山椒にも、
また卵が産みつけられるであろうこと。
来てほしいと願ってはいたが、いきなりこの大所帯。
この先、私は次から次へと生まれる子のために
餌の確保をしなければならない。
青虫が一斉に蛹への道を歩み始めたら、隔離のための
アクリル昆虫ケースも補充が必要だ。
うちにはメダカの子どももたくさんいることだし、
世帯主の私はもろもろの不安を抱えることになった。
餌の問題だけではない。
寄生バチにやられないだろうか。
鳥に食べられたらどうしよう。
今朝、2017年6月15日のブログがFACE BOOKに上がってきた。
3年前の今日だ。
ああ、この時は紋白蝶を小蕪の葉で飼っていたのだ。
無事に全員、羽化してくれてほんとに嬉しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/7d/1442b75ec45610d2db0e665d38008a9c.jpg)
今年の揚羽は、数がどれくらいになるのか。
鉢植えの山椒を求めて、炎天下、また右往左往することになる。
それにしても10万円、振り込みはまだかなあ……。