奥宮に鐘の霞みて遷座(みやうつし)
国津神妻問ふ郷のしじみ汁
銅剣に斑雪積む神の庭
句会が終わるとみんなで食事に行く。
「先生が付けてくださった冬果(とうか)という俳号、いまいち
気に入らないんですけど」
飲んだ勢いで主宰に言った。
俳句はちっともうまくならないくせに、こういう文句だけはつける。
我ながら困ったもんだ。
「あ、そう? じゃあ、トウカという音(おん)を残して、別の
字にするか? いろいろあるよ。投下、豆果、透過、十日、糖化……」
いまのままでいいです。
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