(一丁目)へ地下鉄で。
横浜や東京の大手ホテルが参加して、
「氷の彫刻コンクール」が開催されていた。
宴会場を持つようなホテルには氷の彫刻を造ることの
できるスタッフが、厨房に一人はいるとのこと。
炎天下の伊勢佐木町商店街で、その人達が氷を刻む。
通りがかりの子供も日差しの中で見入る。
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女性もいる。かっこいい!
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氷に閉じ込められたぬいぐるみ。
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ホテルニューグランドの宇佐神さん、ロイヤルパークホテルの高橋さん
といった名だたる総料理長の顔も。
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一時間後、さあ、出来上がってきた。
これはタイトル「ピザ屋」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/b7/38ebef5b4c54c1972b7c6fcae584a8a0.jpg)
透き通ってるのでちょっとわかりにくいかもしれないが
「フット猿」。猿がサッカーボールを蹴ってます。
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「金魚」
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見事な「鯛」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/e6/e2e656aaed68872bf4d745c3ffee6c24.jpg)
まだまだ作品はあるのだが、暑さに耐えきれず喫茶店へ。
その間にイベントは終わり、氷の彫刻も片付けられていた。
残念! どれが一位を獲ったのかもわからずじまい。
帰宅後、録画しておいたドキュメンタリー、
「マリリン・モンロー最後のインタビュー」を観る。
今日はモンローの没後50年。
すると、私が中学生の頃、彼女はもう亡くなっていたのだ。
信じられない。ずっといたような気がする。
なんともすごい存在感である。
セックス・シンボルなのに、女性が嫌悪する
「同性の媚び」が、彼女には不思議なほど感じられなかった。
だから女性の支持率も高かった。
加えて、彼女の人生を彩る「悲劇」が女性を魅了した。
古今東西の有名女性をピックアップした評伝を
何度か書いたが、なみはずれた美貌や才能だけでは
「伝説の女」になれない。
圧倒的な幸運と、同じくらい圧倒的な悲運。
両方、揃ってこそ。
たとえばビビアン・リー、グレース・ケリー、ダイアナ妃。
誰もが羨むシンデレラなのに、ある時から逃れようのない
悲運にとりつかれ、無残な最後を遂げている。
モンローもその一人だ。
彼女の評伝は何冊も読んだが、私が一番引き込まれたのは
昨年出た「マリリン・モンローとともに」(草思社)。
著者はスーザン・ストラスバーグ。
多くの名優を排出した俳優養成所「アクターズ・スタジオ」の創設者、
リー・ストラスバーグの娘であり、自身も女優だった人だ。
モンローはセックス・シンボルとして有名になったが、
そこから抜け出して本物の役者になりたいとたいと願い、
このスタジオに入門した。
スーザンは彼女と姉妹のように仲良くなったが、同時に
嫉妬の対象でもあった。
モンローはあの容姿に加えて、生来、人を惹きつける人柄でも
あったらしい。
スーザンの両親もモンローを溺愛し、別格扱いだったという。
そりゃあ、女優としても、ストラスバーグの娘としても
たまらなかっただろう。
同性として、同じ職業を持つ者としての視点が、非常に興味深い。
華やかさと裏腹な惨い育ち、死にまつわる謎……おそらくは
死後100年たっても、彼女は色褪せないヒロインであり続けるだろう。
続けて放映された「お熱いのがお好き」は私の大好きな映画。
「だから、金髪でお人好しっていう役は好きじゃなかったのよ」
と、本人は言うかもしれないが、万一、リメイクしたとして
他の誰が、このヒロインをこれほどチャーミングに演じられる?