食事はお粥じゃなくても大丈夫になったが、お酒が飲めない。
もともとが、お酒に強い方ではない。
だけど、家での夕食、友人知人との会食には、
絶対に、お酒が欲しいほうだ。
和食なら日本酒の熱燗、中華なら紹興酒の熱燗、
洋食ならグラス一杯の赤ワインかシャンペン。
少ししか飲めない。
日本酒の熱燗なら一合だけ。
それ以上飲むと、心地よいどころか、いやな疲労感に襲われる。
いや、一合でも疲労感はあるから、食事の後、カラオケだの
バーだのは行かない。
帰って休む。
それくらい弱い。
もともと、肝臓の働きが悪いのだ。
お酒は私の体に合わないと自覚している。
ならば飲まなければいいのに、毎日飲む。
寝酒にブランデーも少々。
おかげで、いつもだるい。
おいしいものが目の前にあると、これをそのまま
食べてしまうのがおしくて、少量のお酒と共に
楽しみたくなる。
なにもなくても、なにかしら肴をこしらえて飲む。
結局、少量とはいえ毎日飲む。
酒は百薬の長というが、体に合わない者にとっては、
毒にしかならない。
私の場合は完全に後者の方なのに、やめられないのは
一種のアル中ではないかと、忸怩たる思いにかられていた。
だけど、とりあえずいまは飲めない。
体が拒否する。
もしかするとお酒を止めさせるために、
神様が私の体調を崩してくださったのかもしれない。
そう信じて、この痛みを甘受しようと思う。
痛みが消え、体調が良くなり、だけどお酒は飲む気がしない、
という結果になってくれたら、私にとってはベストである。
でも、また治ったら飲むんだろうなあ。
そして、原因がわかってるくせに、「なんでこんなに
毎日、だるいんだろう」とぐったりしてるんだろうなあ。
意志が弱いからねえ。
廃屋の猫
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