夏休みのサービスなんでしょうか。平素はあまりTVを観ない私ですが、めぼしい番組がちらほら。
(といいますか、ブログのネタにするために無理矢理みてますね、あーた)
本日、朝日放送でやっていたのは伊東美咲主演のドラマ「めぞん一刻 完結編」
あの高橋留美子の大ブーム漫画が原作の、さえない大学生と若き未亡人のロマンスのお話です。
〇七年にTVドラマシリーズとして放映されたものの完結編なんだそうです。さいきん、多いですよね。漫画を原作にするのも、最終回をあいまいにして、別枠でスペシャルドラマとして制作するのも。ファンにすれば、放映が終了してもまた会えるから嬉しいんでしょうけれど。ドラマって決められた時間枠でストーリーを完結させるのが筋なのではとも。
あと、やたら漫画が原作のドラマが多いのも気になりますね。「のだめ」もそうなんですけれど。なんだか、タレントの演技がコミカルになっていたり、舞台セットがいかにも安っぽくつくられてしまうのは、
ただし、漫画が原作といっても、青年誌に載っているような、自分があまりふだん読まないような漫画のドラマ化なら観てみたいですね。
ところで、この「めぞん一刻」ですが、ほんとに昭和リヴァイバル。五代とガールフレンドが観ている映画まで、昭和五十年代当時の映画でした。(映画に詳しくないので、なんの映画かわかりませんでした)
高橋留美子の漫画って、毎回へんてこなセンスの持ち主が登場したり、ハンサムなんだけど意外にマヌケな欠点がある男が登場したり、すごく癖のあるキャラが多いんですよね。ほんとに身近にいたらお友達になりたくないような住人ばっかりなんですが、なぜだか憎めない。下町の人情ドラマをよく研究されて描いていると思われます。
この「めぞん一刻」がいまなお、私のこころに残るのは、なんといってもアニメの響子さんのプロポーズの台詞ですよね。「お願い、一日でもいいから私より長生きして…」っていう涙ながらのあの言葉。なつかしのアニメ特集で観たとき、胸につまりそうでした。
高校時代に十歳も年上の非常勤講師と知り合って結婚するが、わずか半年で死に別れる。そして、次に添い遂げようと思った男がなんと、うだつのあがらなさそうな大学生なんて。その当時、三高志向だった女子なら考えられない設定だったのではないでしょうか。
亡き最愛のひとへの想い出を埋めるために、登場した冴えない男とエリートボーイとがしのぎを削るというストーリーは、あの「101回目のプロポーズ」にも踏襲されていますよね。
会社の先輩が話していらっしゃったのですが、美女と野獣タイプのカップルって、たいがい女性が前の恋愛をひきずって大きな傷口をかかえているときに、男性がうまく優しくはいりこんだからなのだとか。まさに、そのときでなければ結ばれない出逢いなんですね。
昔の想い人を忘れて別の新しい相手を見つけようと、失った想い出だけあたためて生き抜こうとどちらも自由。ですが…やはり後者をえらぶとこの先辛いのかもしれませんね。
にしても、「カリオストロの城」といい、島本須美さん主演アニメ好きだな私。
あの清純な声がいいですよね。
斉藤由貴のOP「悲しみよ、こんにちは」もいまでも口ずさみたくなるメロディ。
ふいに悲しみはやってくるけれど、仲良くなってみせるわ。
だって約束よ。
新しい出会いの人への約束であり、天国への誓いなのでしょうね。
風采のわるい男の子が美人のパートナーを得るというハッピーロマンスは、いっけん今の萌えアニメ的な設定を踏んでいそうですが。このアニメ、なんとなく恋愛に疲れた女性がみても癒され、それがなんどもリバイバルされる因になっているんでしょうね。
【関連サイト】
TV朝日公式HPめぞん一刻
めぞん一刻Homepage(ファンサイト)
(〇八年七月二十六日の記)
うっかり昨日寝てしまいまして、レスが遅れて申し訳ございません。
いくら響子さん惚れたとはいえ、公共の掲示物に手を出すのはキケンですね~。でも、駅長さんも話のわかる方でよかったですね。
私も「少女革命ウテナ」の劇場版が公開されたとき、地元に連なるように貼ってあって、一枚剥がして持ち帰りたいと思ったことがあります。受験生で映画に行けなかったので。
TVの番宣ポスターは一般には売られていなくて、入手がむずかしいのかもしれないですね。
めぞん一刻は、とうじ原作者の住んでいた高田馬場の風景がよく描かれていたらしく、町内アピールにも一役買っていたんでしょうね。よく「名探偵コナン」がミステリーツアーを企画していますが、めぞん一刻の町としてJR公認のツアーなんかもあるかも?!
では、コメントありがとうございました。