陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

地方の会社員の手取り、下がりまくり…orz

2023-09-26 | 政治・経済・産業・社会・法務

現在の勤め先は月給制、残業代はつく契約ですが。ほぼ早出のサビ残でめったにいただけません。帰りが早いのはありがたいのですが。

つい先日、体調不良(それも原因が社内にあったわけだが)で数日欠勤が続き、手取りにすると大幅に振込額が激減という事態にショックを受けています。
総務職で給与計算業務を行っていますから、締め日の時点で、自分の手取り額が算定できてしまうわけですね。社保料は9月分からの定時改定がなけれぼほぼ一定、雇保料は総支給額の0.6%、住民税は6月分からの通知書どおり、そして所得税はといえば社保料控除後の額しだいで、源泉徴収税額表の甲欄をみれば予測できます。あらかじめ予測できないのは、経営者に決められる賞与ぐらいなものです。

メディアをみても賃上げが騒がれていますが。
反面、さまざまな物価高が響いて、のきなみ、生活の苦しさがありますね。最近、パソコン含む家電を思い切って新調し、ケータイの回線も増やした身ではありますが、なかなか出費が痛いです。

緊急搬送での治療や入院費もかさみましたし。からだで治したい部位があっても、市販薬でなんとかしようと考えてしまいがちです。

思い出すこと十数年まえの、拙ブログ開設初期。
当時、企画編集職だった私の月給は、現給与よりも1.5万は低かった覚えが。けれども、そのときと、現在とで、手取り額がほぼ変わらない。

なんでだ? …といいますのも、社保料の上昇でしょう。
厚生年金保険料は18.3%で高止まりしていますが。とにかく健康保険料が! 40歳過ぎたら介護保険料も加算ですし、しかも都道府県ごとに保険料率が異なります。

当然ながら、ご当地県のような人口減少が進む地方は、東京や大阪に比べたら保険料額が多いわけですよ。ご高齢者が多いから。

地方のインフラ、とくに水道代も価格高騰が続いて、いずれ月額1万超えするともささやかれています。地方なんて車の維持費だけでも大変で、物価が都会に比べたら安いかって言われたら、べつだんそうでもないわけですよ。
そのいっぽうで、東京は人口が過密集中でダムが枯渇するから、水道使用量の制限なんてお触れがでているらしい。

正直、この地方と都会の矛盾、どうにかならないのかと思います。
ふるさと納税制度なんてあるけれども、上京した人が自分の出身県にかならず寄付するとは限らないですしね。

そうはいいつつも。私も若い頃は在阪民でして。
その頃は生活も苦しくて、故郷に寄付するどころでもありませんでした。結局、あの時代よりも、現在の地方在住での仕事のほうが身についたものが大きかったなというのが私の実感です。勤め先も伝統がある産業ですし、地域に根差した個人事業でもありますしね。

でも、年々歳々、土地や家が疲弊していったり、壊されたりしているのを見ていると、どうにもやりきれない思いになります。世界中では種々多々なニュースが生じていますけども、やはり身近な暮らしぶりのことが気がかりですね。戦争状態にならないだけマシなのかもしれませんけども。

(2023/08/26)



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