陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

ドラマ「絶対彼氏 最終章スペシャル」

2009-04-02 | テレビドラマ・アニメ


先月はネットに触れないかわりに、比較的テレビを観る機会が多く、また番組改編期でスペシャルドラマも多かったですね。そこでふだんならあまり観ないであろう、フジの九時ドラマなんぞをひとつ。

このタイトルからして観ようかなと思ったわけですが。〇八年の四月から1クールで放映されていた連続ドラマの三年後を描いたスペシャルドラマ。意外なことにマイ母上がこのドラマにハマっていたらしく、熱心に勧められてしまったのです。

パティシエを目指す女の子梨衣子(相武紗季)は、元上司で恋人の創志(水嶋ヒロ)と海外修業から帰国。しかし、彼女を待っていたのは消失したはずの、かつての恋人ロボット天城ナイトだった。速水もこみち演じるこのロボットの動きがかなりトリッキー、かつ破天荒で笑わせてくれます。
このスペシャルドラマでは、もう一体の恋人ロボットとその主で女性科学者(「京四郎」のミカ様みたいな)も登場。
最後は、ナイトが自分の存在の無情を嘆き、別れてしまうのですけれど、なかなかおもしろかったです。

にしても、漫画みたいなドラマだなと思っていたら、原作はあの「ふしぎ遊戯」で有名な渡瀬悠宇なんですね。
原作は『絶対彼氏。』(〇三年~〇四年掲載)で恋人ロボットでなく、フィギュアなんだそうですが。

キスで起動する恋人ロボットっていったら、まず思い浮かぶのはあのCLAMPの漫画なんですが。あれの男女逆ヴァージョンなんですかね。萌え漫画がいともたやすくドラマになる時代ですか…。
中性的な女の子と美男子ふたりとの三角関係って、ほんと少女マンガですよね。にしても、最近の番組制作者は漫画しか読まないかというぐらい軽いノリが多いです。視聴者がそれを求めているせいでもあるのでしょうけど。

(〇九年三月二十四日)

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