陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

翠の若葉はそれぞれに可愛いのだ

2025-03-10 | 家庭菜園・庭仕事・田舎通い

2025年1月2日の畑。お正月三ヶ日中ですが、畑仕事をやります!
実は近隣の農家さんでも、冬間にやる作業があるのか、働いていらっしゃったり。年末年始に出荷するものがあったりもしますしね。



現在活用中の畝は第3~11列めまでの9列のみ。
草マルチにした雑草がだいぶ茶けてきました。天然の肥料分ですね。ただし、強風でけっこう飛び散ってもいたり。助けて! 冬なんでスギナが生えてくれないの! 草マルチが足らなくて、みんな風邪ひきそうです。しかし、様子見しときたいので、意地でも不織布やビニールハウスみたいな保温対策はやりません(鬼!)



第二弾コマツナ群(第4~7列目)はクリスマス前までに3度間引きしましたが。
それから生育が遅くなったので、間引きを控えています。ベビーリーフが食べられなくてやや残念…(泣)
下葉にやや黄色みがかってきたので、要注意状態です。ただ、葉脈がややくっきりしてきておとな葉っぽくなってきた株もちらほら。



第3列目に移植した間引き株は、やはり枯れてしまいました。
この状態から持ち直すのは不可能でしょう。


さて。
本日の観察ターゲットのメインは、第三弾の種まき分(12月8日)。3種を混植えしています。



第8列にあるのはダイコン。
今回の撮影から、あとで画像の識別がしやすいように種袋とともに。やはり、ダイコンの若葉はコマツナと似ていますね。一枚ほど発芽をみかけたのが12月27日、一週間ほどでずいぶん増えました。



ダイコンは嫌光性種子、すなわち光りにあたると発芽が抑制されてしまいます。なので、原則的に種子の直径の2、3倍の深さに種を落とす。種まき当時は風が強かったので、飛ぶのがいやで、2センチ以上は深く穴を掘った覚えが。



第9~10列半ばまでが、おなじみの早生用コマツナ。
かわいい双葉がわらわらと。たくさん湧いています。ダイコンとコマツナは同じアブラナ科。そのせいなのか、若葉になっても似ていますし、この時点では見分けがつきません。コマツナの根は太くなればいっぱしダイコンにみえなくはないけれども、ダイコン葉はコマツナとはやや形状が異なるので、成長するにつれて、見分けがつくようになるのかもしれませんね。ダイコンは株間をかなり広くとって種まきしたはずなので、わかるはず…。



こちらは第10列半ば~第11列めまでのシュンギク。
なんとキク科のシュンギクは、光に反応して発芽する好光性種子。ほんらいは土をうすくかけるか、覆土しないほうがベスト。しかし、種まき当時は強風だったうえに、セキレイが種を狙って畝をとぼとぼ歩いていたもので、ダイコンやらと同じくけっこう深めに穴を開けて、種を蒔いた覚えがあります。土が硬いから、いきおいよく鎌の柄を押し込んで穴をつくったのですよね。

しかも、シュンギクは寒さに弱い…らしい。
霜が降りる前に収穫すべし、と手持ちの教本その1にはあります。ウェブ上の検索情報だと12月種まきでも大丈夫とあったし、ほかの教本その2だと寒さに強いともあるんですよね。

ただ、シュンギクの発芽率はそもそも低いと…。
ダイコンやコマツナなどアブラナ科とは相性がいいコンパニオンプランツなのですが…。実は種が半分余っているので、第一弾コマツナ群(第1~2列)の後作にしようか迷っています。

第一弾、第二弾までのコマツナ単作だけだったらいいのですが。
同時に混植すると、育たない畝ができてしまって困るんですよね。ほんらいは除草対策として植えているので、休ませる畝をつくりたくないし。いまは冬なので、雑草がはびこらないからいいのだけども。

この日は第四弾畝づくりをして、時間が許せば種まきをしたいところ。
既存の株の観察や撮影を続けたいところですが、ここでストップです。調子に乗って、写真を撮りすぎてもあとで編集がたいへんなのと、作業がとまるのがわずらわしいんですよね…。ガラケーのカメラなんだけども、土に汚れてしまうし(苦笑)



撮影直後に画像を逐一確認する暇もないので、うっかり人影(※管理人ですが服のせいで膨張して見えています)が…。
カメラの前に指をあてて映っていたり、風で土が飛んできて画像がざらざらになって台無しになったり。日暮れになると撮影できなくなるので、時間との勝負なんですよね、とくに冬至の前後は。

若葉ふくめ生育段階の葉っぱをこまめに撮影しておくのは、畝に生えた雑草と見誤って抜いたりしないようにするため。
自然菜園をめざすのならば、葉を見た状態ですぐ見分けがつけるまでになっておかないとだめですね。

作物だけではなくて、雑草も図書館で借りた図鑑などでチェックして形容や特性などを学習するようにしています。



(2025.01.02撮影、2025.01.03記録)

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