
ストイックな漫画家は二次元世界の完成を前にして、人間であることをやめてしまうのだ。妄想のかすみだけ食んでいれば生きていられるのに。どうして、自分は描かれた理想の国に行けないのだろう。からだが重い、熱い。正直、食事なんてめんどくさいと思う。
神無月の巫女二次創作小説第七弾「グリーン・バレンタイン」を加筆修正してお届けします。
2009年2月に発表しました「Green Valentine」をタイトル、ナンバリング変更して、目次頁を追加のうえ再投稿しています。
ストーリーに大幅な路線変更のない範囲で修正なので、リンクは変わっていません。話数同じ。
このふたりって、性格がアッパー系とダウナー系でまるきり正反対なのに、なぜ惹かれ合っていそうなんだろう?──を当時追及したら、こんな話になりました。
お読みになりたい方はこちらから。
【目次】神無月の巫女二次創作小説「グリーン・バレンタイン」
当時の画像を加工してみましたが、なんとなくセンスが悪くなってしまいました。
素材元は、旧版DVD3巻の表紙です。
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はじめての方へのご説明。
神無月の巫女は姫子と千歌音との想い慕われ関係を軸に、ソウマの片思いや敵方の思惑が絡んだロボット活劇。レーコとコロナはその敵方のコンビ。とくにアニメにおける掛け合いは絶妙。
漫画版では血路を開こうとするコロナに対し、寡黙なレーコが貴女についていくわと意思表示するのがそこはかとなく百合情緒を感じて実にいい、イイですね。貴重な百合キャラなのに、有無を言わさず蹴散らす千歌音ちゃん…(酷)。(漫画『神無月の巫女』全二巻)
原作者先生による、このふたりの出逢いを描いたらしき同人誌があったと風の便りに聞きましたが、オロチ衆ふくめて神無月の巫女キャラの後日譚なんか見てみたいですよね。
姫千歌の次に神無月の巫女名物の百合コンビなので、わりと初期は二次創作になっていた覚えがあります。
ところで、漫画家とアイドル歌手の日常話、まんま、昨今よくあるお仕事女子の同棲エピソードなのが今更ながら笑ってしまいます。こういうの、書きたいんですよね~。
2004年当時、まだ百合と言えば、マリみてみたいなお姉さまと妹みたいな崇高で清純な関係が定番でした。はからずも、このアニメによって創作系百合女子の夢がひらかれていた…と、そういうことですね?(謎)

(神無月の巫女原作漫画家・介錯氏のツイッターより)
この女子コンビ、公式スタッフにも好かれていたのか、2009年から公開のウェブノベル「姫神の巫女~千ノ華万華鏡~」でもカメオ出演し、その漫画版『姫神の巫女』(既刊単行本二巻)でも序盤から登場。もっと主演の媛子と千華音ふたりをかき回すような役どころだと嬉しいのですが、今後の活躍やいかに。名前が不明ですが、絵魔とか、歌い魔とかか? 第二巻のおまけ漫画は要必見!
(2021年10月10日時点の覚え書きですので、現在の展開とは異なる可能性があります)
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