人混みが嫌いな私(と同居人)は極力、年末年始に出かけないようにしています。
昔は本家に親戚一同集まってお膳を囲んだなんてこともあったようですが、現在はすたれています。さみしいことですが、人付き合いが煩わしい私めにとっては嬉しい現在です。
当然ですが、初詣なんかもパス。
代わりに年末に来年用の荒神札を買い求めるのが恒例に。空き家にある祠(?)に飾る注連縄だとかも買うのですが、それはスーパーでも足りる。しかし、お札は神社御用達。
菩提寺近くの氏子の神社でも置いてあるのですが、いつも墓参りがてら立ち寄っているので特別感がない。なので、荒神札を買うのは、すこし遠くにあるご当地県の一の宮神社と決めています。人生上、何か迷いがあったときも、いつも此処に足を運んできました。
本殿を撮影するのはなんとなく気が引けたので、正面の大楠を。
樹齢千年以上なのでしょうか。とにかく古木、中が洞になっていても、なんとか持ちこたえています。でも、最近、木の倒壊が騒がれていますから、いささか心配になりますね…。参道のど真ん中にありますし。
紅葉がとても美しく目の保養になりました。
…が! なんと、境内のあちらこちらに猿の群れが…! 刺激してはいけないので撮影しなかったのですが。近くの山から下りてきたのでしょう。神社にある残飯がおいしくて居着いてしまったのやも。子連れの猿もいました。
この猿たち、なかなかいたずらっ気があるらしく。
木の上にのぼって、枝を揺らすゆらす。私たちが通っているあいだも、小枝や葉が落ちてきます。さいわい当たることはなかったのですが、もし、事故などがあったら、神社の管理責任が問われたりしないのかな、などと危惧してしまいます。
社務所にいた宮司さんは猿が多いですよねえ~とのんびり笑顔でしたけども。
だいじょうぶなのか…。さすがにこの一帯にクマは出ないだろうけども。猿が出没するのも、野良犬や野良猫がうろつかなくなったせいじゃないかな、と思うのです。どうせうろついてくれるならば、猫のほうがいいのに、…などと考えてしまうのは人間の傲慢さなのかもしれませんね。
神社にいる動物といえば。
奈良公園(春日大社)にいる鹿は獰猛で。中学時代の修学旅行で、クラスメイト男子が蹴られているのを目撃したことがあります。神聖な領域の動物だからといいまして、礼儀正しいとは限らないのでしたね。
やんちゃな動物のしぐさにあきれて、参拝した神聖な気分がどっかにすっ飛んでしまいました。
今年は元日から日本列島も世界も、衝撃的なことが続きました。
来年はいい年になるといいな。
(2024.12.03)